2004年01月16日
ボブ・サップは、タイソンの噛ませ犬だった!?
Date: 2003-08-29 (Fri)
今日のオススメ曲「OutrageのUnder Control」
8月15日にラスベガスで開催されたK-1U.S.A.大会。ボブ・サップが久々にリングへと帰ってきた試合後、リングサイドで観戦していたマイク・タイソンがニヤリ笑い、立ち上がってサップとの対戦をアピールした。その直後、タイソンがリングへと上がってくる瞬間、見覚えの横顔が画面に一瞬写った。石井和義前正道会館館長である。
タイソンが登場するとは、期待以上の産物。タイソン登場劇は、裏で石井館長が操っていたのではないかと、考えるのはプロレス村の住人だけであろうか。
アジャ・コング勝訴で揺れる「活字プロレス論」
Date: 2003-08-27 (Wed)
今日のオススメ曲「OutrageのFangs」
世間一般的にも知名度が比較的高いアジャ・コングが、所属していた興業会社を相手取った訴訟でこの度勝訴した。ことの発端は2001年2月に開催された後楽園ホールでの興行に遡る。
当時取締役だったアジャは経営方針などをめぐり社長と対立、退任・退団を申し入れ、リングを去った。しかし後の記者会見などで「勝手に去って後始末しない」「問題児」などと発言されたという。これが引き金となり、侮辱的なコメントに関しての慰謝料と未払い報酬計約1500万円の支払いを求めた裁判がはじまった。これに対し、東京地裁は慰謝料50万円を含む710万円あまりの支払いを命じた。
これで何が揺れているのかと言えば、会社側が出した主張「プロレス業界では、リング外のコメントは試合を盛り上げるために許される」は、真鍋美穂子裁判官によって「当時の両者の関係を考慮すると許容されるコメントではない」と退けられた部分にある。
「おとめ組」「さくら組」始動へ
Date: 2003-08-26 (Tue)
今日のオススメ曲「Linkin ParkのBy Myself」
実は、モーニング娘。を追いかけるのもそろそろ卒業かなぁと黄昏時の夕日を見て感じたところだが、夏紺(夏の間に行なわれているコンサート)やらシングルやら、写真集やら、何だが目が離せないシチュエーションがあって、卒業も延期となった。新メンバーについては、特にボクの眼鏡にかなう娘もいず、「終わったな……」と三行半だったのが正直なところ。
しかし侮れなかった。今秋スタートする「おとめ組」と「さくら組」が、本格始動するというニュースが飛び込んできた。それに“即バイト”したボクも問題アリだが……。
田村潔司、おまえ、男だ
Date: 2003-08-21 (Thu)
今日のオススメ曲「OutrageのMidnight Carnival」
田村潔司が吉田秀彦に一本負けを喫し、世間では吉田最強の狼煙が上がっている。しかし田村は競技としての勝負には敗北するも、試合内容では勝った。これは、負け惜しみではない。PRIDE GP 2003の裏メインイベントと謳われたこの一戦、真の功労者は田村である。
だが戦前、彼には何かが起こっていた。この試合に臨むにあてって、心境に変化があり、彼は何かを探求していた。その「何か」こそが、田村vs吉田戦を語るもっとも重要なパートだと確信している。
桜庭vsシウバ戦に感情移入できなかったのは……
Date: 2003-08-19 (Tue)
今日のオススメ曲「Nino RotaのTHE IMMIGRANT」
桜庭和志がまたしてもバンダレイ・シウバの軍門に下った。そのKOシーンは唐突にやってきた。大振りのフック、通称ロシアンフックを繰り出す桜庭のカウンターを攻略し、シウバは相手の顎を目がけ的確にパンチを撃った。桜庭はPRIDE参戦以降、2度めのKO負けを味わった。ドクターストップなど微妙なTKO、KOも中にはあったが、完全に落ちたのは前戦(ニーノ・シェンブリ戦)と今回のシウバ戦だけである。
桜庭和志の強みは、グランドでの攻防にある。グレイシー一族との抗争で彼の寝技の威力は世界へと広まったが、グレイシー以外の試合でも95%は寝技で仕留めてきた。この傾向は、UFC第1回大会ホイス・グレイシーの戦略に遡る。
娘。のメンバー内人気度
Date: 2003-08-18 (Mon)
今日のオススメ曲「モーニング娘。のシャボン玉」
「最近、アイドルネタが少ないッスね」とこの“活字バーリ・トゥード”ページのファンから声がかかった。別にアイドルヲタというわけでもなく、単純にカワイイ子が好きなだけで、なんとなく書いている。だから、アイドルについて書いているセクションでもない。
何でもアリで書くから“活字バーリ・トゥード”なのだが……。
2004年01月15日
横十間川の手こぎ和船
Date: 2003-07-29 (Tue)
今日のオススメ曲「松浦亜弥の桃色片想い」
前回の江戸和竿に続いて、今回も江戸伝統の話題に触れてみたい。
現来、江戸は水路が縦横無尽に都を巡る「水路都市」であったという。今ほど道路整備がなされていない時代に、スムーズにかつ速やかに大小の物を運搬する経路として、運河の利用は交通の便を重視した江戸最大の賜物だったのかもしれない。運河や水路を利用して運搬する文化は日本が発祥というわけでもなく、古代ヨーロッパも大いに利用されていた方法だ。超古代文明の文献によると、あのアトランティス大陸でも水路が大陸全体を覆いつくしていたというから、運河の歴史は古い。
さて、江東区に横十間川がある。歌で有名な隅田川の東に位置する。ここには手こぎの和船があり、「和船友の会」が週一回のペースで無料乗船会を開催している。僕はいまだこれに乗ったことがないのだが、関西出身者にとって手こぎの江戸和船は、受け継がれた文化や伝統を肌で感じる絶好に機会である。
これに乗ったからといって、江戸文化を知ったことにはならない。高層ビルが建ち並び、護岸された河川を下るだけの行為だが、なんとなく当時の釣り人が感じた風は受けられる気がする。
休日に都内へ買い物に出かけることがあるが、人混みが大の苦手な僕にとって、同じ休日の過ごし方として足速にならない手こぎの和船乗船は、最高のリラクゼーションのひとつだと思う。
さらに、「手こぎ」という部分も粋でいい。ガソリンや重油を使用したエンジン船では味わえない、ギコギコという風情ある音感と横揺れが、乗船者の身体にバイブレーションを起こす。大気が汚染された昨今の東京で、手こぎならでわの話題も飛び出すだろう。
このような水路・運河利用が進めば、水上バスや水上タクシーの需要も増加し、道路渋滞も多少緩和されるかもしれない。
夏の暑い日差しのもと、和船で川の風を受けるのも粋な休日の過ごし方だと思う。