2004年01月15日

携帯電話と地震

Date: 2003-06-02 (Mon)

今日のオススメ曲「George MichaelのFaith」

  5月26日夕方、三陸南地震が東北地方を襲った。数ある自然災害のなかで、地震は予測不可能なものの筆頭格である。大学および民間研究者は予知するための方法を模索するも、国レベルで採用されたものはいまだ皆無に等しい。
 TVでは地震のようす、特に発生中の映像がいくつか流されていたが、逃げまとう人々は突然のことに驚いた表情をしている。パニックになって当然だ。
 
 首都圏は意外と地震が多発する地域である。プレートが大きなタメをすることなく、いい具合でエネルギーを放出してくれている。つまり、関東圏在住の人はある程度地震に慣れているともいえる。
 だが、そこが一番危険な部分だと思うのだ。地震に慣れてしまった感覚。緊張感、地震対策への意識低下。2次災害が起こりうることも忘れかけている人が多い。
 同地震では土砂に埋もれた住居が映されていたが、もしこれが都市部であったならば、高層ビルの窓ガラスが割れ、あたりに撒き散らすというもの起こっていた可能性は高い。要するに、地震が発生した場合、どうすればいいのかを考えていないことが、2次災害に繋がっている気がする。
 
 「何かあれば、携帯電話があるからいいじゃん」という輩がいるが、こういう災害時に携帯は通話不能になる。実際に、同地震では90%が不通となり、もろさが見えた。
 私は携帯電話がキライである。電車の中で「携帯の使用はおやめください」とアナウンスがかかっている最中でも通話している人。映画館で「携帯はマナーモードにしましょう」と上映前にアナウンスがあっても、上映中に携帯を鳴らしてしまう人。携帯があるからと、待ち合わせ場所をきっちり言わない人、遅れてくる人。なかには、「携帯がないと、生きていけない」と主張するのもいる。信じられない。地震が発生して携帯電話が使えなかったというニュースを聞いて、私は、上記のような連中は痛い目に遭うだろうと感じた。
 だいたい、なんで携帯電話にカメラがついているんだ?ごく最近になってカメラなし携帯というのが発売されたが、市場に出ている9割以上の携帯電話にカメラがついている。その機能を使わない人も多いわけで、無駄な機能に無駄銭使わせないでほしい。ユーザーフレンドリーではない会社も、そのうち、痛い目を見るだろう。
 

Posted by DODGE at 2004年01月15日 18:36 in 2003.5〜8月