いよいよウエスタンオープン最終戦の初日がスタート。この日のクリア・レイクは心配された雨こそ降らなかったものの、午前中から昨日とは異なる東からの風が吹きはじめ、その後、風は北東、北北西とその向きを変えた。ボートでの走行が困難になるほどの強風ではなかったものの、この風は昨日に発生した濁りを湖全体に広げたようで、多くのアングラーが「サイトフィッシングが難しくなった」と語っていた。この濁りのためか、期待された30ポンドオーバーのビッグウエイトは持ち込まれず、トップウエイトはルーク・クラウセンの27ポンド14オンス。マーク・クラッチャーが27ポンド12オンスで2位、3位には第3戦で準優勝を果たしたブレント・エーラーと、バスマスターツアーにも出場しているマーク・リスクが26ポンド14オンスでタイという結果になった。
バスマスターズ・クラシック進出の期待がかかる桐山孝太郎は、21ポンド14オンスを持ち込んで16位からのスタート。昨日とはまったく異なる風に悩まされたという桐山は、思いどおりにウエイトが伸ばせなかったと話していた。桐山の1つ上には総合ポイントで現在1位のアーロン・マーテンスがつけ、さらに年間4位のルーク・クラウセンが暫定で首位に立っていることもあり、年間優勝争いは混沌としてきた。まだまだ桐山にも充分なチャンスが残されているだけに、残り2日間の活躍に期待したいところである。
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