日本人アングラーでは、昨日10位につけていた宮崎友輔が1尾のウエイインで38位へと大きく後退。桐山孝太郎もリミットを達成できず、4尾でのウエイインで21位へとやや順位を下げてしまった。やはりリミットを達成できず3尾でのウエイインとなった清水盛三だが、バスのサイズがまずまずだったこともあって、今日のウエイトは11ポンド9オンス。全体的にウエイトが伸びなかったことにも助けられて、昨日の37位から29位へとポジションを上げた。また、湧永圭介も1尾でのウエイインとなり102位、安井研介は67位、臼井智浩はノーフィッシュに終わって86位へと後退してしまった。
さて、気になる年間順位だが、この日も手堅く18ポンド8オンスを持ち込んだアーロン・マーテンスは8位につけた。この結果、マーテンスのウエスタン総合1位はほぼ確定したといっていいだろう。あくまで暫定のポイントだが、今日までの結果を見ると桐山孝太郎が年間2位、宮崎友輔が20位、清水盛三が22位となっている。年間優勝こそ厳しくなってきたが、桐山がバスマスターズ・クラシック3年連続出場を決める可能性は極めて高くなってきたといえるのではないだろうか。
清水がバスマスターツアーへの出場権を獲得するためには、21位のクリント・ジョハンソンと20位の宮崎を抜く必要がある。暫定のポイントで清水と宮崎のポイント差は5となっており、清水にとっては明日が最大の山場となりそうだ。いっぽうの宮崎はすでにバスマスターツアーに参戦しているが、ウエスタンで20位以内に入れば来シーズンの参戦権が確定するだけに、やはり明日の最終日は外したくないところ。バスフィッシングの本場、アメリカで日本人同士が激しくデッドヒートを繰り広げるとは皮肉だが、いずれにしても明日の最終戦からはまったく目が離せなくなってきた。明日の最終戦レポートも楽しみにしていてほしい!
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