トーナメントの見どころ・その１
ビッグフィッシュ＆サイトフィッシングという
特殊な状況


カリフォルニア州北部にあるクリア・レイクは、州立公園に指定されている。観光や
レジャースポットとしても知られるエリアだ。火山湖ということで、
溶岩帯なども多く雰囲気は芦ノ湖や山中湖に似ている。規模は
霞ヶ浦とほぼ同じで、アメリカの湖としては大きいほうではない。

　クリア・レイクはカリフォルニア州北部の高地にある天然湖である。火山活動によって誕生したこの湖の歴史は古く、周囲には別荘などが並んでいるのが特徴。湖の規模は霞ヶ浦とほぼ同じであり、アメリカとしては決して大きいほうではない。フリッピング発祥の地として知られるだけにベジテーションが豊富で、水質はクリアだ。
　この湖における最大の特徴は、フロリダバスの移入によってバスのサイズが大きいことだ。2000年に開催されたウェスタンインビテーショナルでは、バイロン・ヴェルヴィックが３デイのB.A.S.S.新記録となるウエイト（83ポンド5オンス）を叩き出している。例年、この時期はスポーニングのまっただ中といえ、サイトフィッシングがメインとなる。
　ただし、ベッドを守っているオスのバスではウエイトが期待できないため、サイズの大きいメスのバスをいかにして見つけ、キャッチするかが最大の関門となるだろう。
　ちなみに、2000年のウイニングルアーはバストリックス・スイムベイトと、アングラーチョイス・チャビークロウであった。ビッグベイトが当然のように使われる場所、それがクリア・レイクの特徴でもあるのだ。
バイロン・ヴェルヴィックの2000年大会のウイニングベイト。バストリックス・スイムベイトとアングラーチョイス・チャビークロウだった


（上）例年、この時期はシャローエリアで多くのバスを視認することができる。10ポンドオーバーも数多くキャッチされており、ビッグフィッシュの宝庫としても有名だ 。（下）フリッピング発祥の地として知られるクリア・レイクにはベジテーションが豊富に存
在する。アシのように見えるのがチュールと呼ばれるグラスである

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