この日のクリア・レイクは、朝から曇天に包まれ、いわゆるローライトコンディションの中でのスタートとなった。雨こそ降らなかったものの、この曇り空はサイトフィッシングを困難にし、さらに前日までの濁りも手伝って多くのアングラーが悩まされていたようだ。午前11時過ぎに太陽が顔を見せたものの、残り少ないトーナメントタイムでは思うようにバスを捜しだせなかったようだ。
今日はフルムーン(満月)にあたるため、バスのスポーニング活動は一段と活発になっていたようだ。つまり、天候さえよければビッグウエイトの可能性も高かったのだが、なんとこの日にリミットを達成したアングラーは19名にとどまってしまった。このため、全体的なウエイトも伸び悩み、20ポンドを超えるウエイトを持ち込んだアングラーはわずか4名。65名がリミットを達成し、27名が20ポンドを超えるウエイトが持ち込まれた昨日とは大きく異なる展開となった。
トーナメント2日めを終えてトップに立ったのは、前日の6位からジャンプアップを果たしたマーク・カイル。ウエイトが伸び悩む中、21ポンド13オンスというグッドウエイトをたたき出した。昨日の1位、ルーク・クラウセンは16ポンド13オンスにとどまり4位に後退。前日2位のマーク・クラッチャーは18ポンド4オンスを持ち込んでそのまま2位にとどまった。
注目のアングラーは、前日の17位タイから3位へとジャンプアップを果たしたスキート・リース。状況がよくない中、リースは23ポンド6オンスという、今日のトップウエイトをマーク。一気に優勝圏内へと飛び込んできた。今回の結果次第ではバスマスターズ・クラシックへの出場権も手中に収める可能性があるだけに、モチベーションも非常に高い。
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