スモールマウスは多くの場合、オープンウォーターでルアーにバイトする。一方で、ラージマウスはカバーの下にルアーをプレゼンテーションして釣り上げる方が確実だろう。そのため、スモールマウスを釣り上げるためには、広範囲に探れるタイプのルアー、スピナーベイト、ジャークベイト、バイブレーションなどがベーシックチョイスとなる。チューブ系ワームも多用されるが、前述したルアーの方が手返しがいい。私がラージマウスをねらって釣るのであれば、ラバージグ、ワーム、バズベイト、スピナーベイトなどをストラクチャーに対してタイトに攻略する。手数が多い釣りだ。
また、ラージマウスは小さな池でも生息できるのに対し、スモールマウスは規模が大きめで、贅沢をいえば、ボディーウォーターにカレントがあるフィールドがいい。小規模なリザーバーであっても、少しでもバックウォーターからのカレントがボディーウォーターに影響している方がベターであり、さらに、そのフィールドにある程度の水深があることも重要なポイントの1つなのだ。
私は、そんなスモールマウスをメインに釣り上げられるレイク・セントクレアを中心にガイド業を営んでいるが、アメリカ中を釣り歩いてもいる。そうすると、それぞれの地方でのショップに行き着き、それぞれの地方で人気のあるルアーに出会ったりする。その中でも忘れがたい釣行は、昨年メキシコで釣りをしたことだろう。その結果、多くのフィールドでフィッシング・フレンドを作ることができた。次回からは、私が今までに経験してきたことをみんなに伝えていこうと思う。現時点でもそのアイデアが浮かんできて、どれを最初に書こうかと悩んでいるほどだ。さらに、私には多くのプロアングラーの友だちもいるので、彼らにもインタビューしていこうとも考えている。ガイドをしているときに起こった出来事や地元のショップ、「セントクレアはこんなところなんだ」とイメージできるように伝えていきたい。
私自身もトーナメントに参戦することがあるので、トーナメントアングラーとしての視点でいろんなことを紹介できそうだ。もしみなさんの中でアメリカやカナダのバスフィッシング、スモールマウス・フィッシングに興味がる人がいるなら、いつでもメールを送ってもらいたい。もちろん、私にガイドを依頼したいという日本のゲストも大歓迎だ。また、私のウェブサイトもあるので、興味がある人はそちらもチェックしてほしい。では、次回の掲載を楽しみに待っていてください!
JON BONDY (オフィシャルサイト)
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