It's the angling item that I've got extremely interested in telling poeple around.
FLYING' FISH
VIBRA-STRIKE
BEAUTY AND THE BASS
CIGER LURE
NITRO GREASE
POLAR BUFF
STROBE SCORPION
BASS PRO CARDS
PELLET
HAWGNOSE

オモシロアイテム求む!
basswaveオモシロ釣りアイテムを捜してます。ルアーに限らず、釣りに関係するモノであれば何でもOK。採用基準はショップやインターネットで購入できる現行アイテムです。オールドや発売中止のモデルは基本的にダメです。アナタのタレ込みが採用されても何ももらえません。スタッフが感謝するだけです……が、ちょっとしたプレゼントはあるかも。情報は[こちら]まで。
 
◇Preston Lures社・Flyin' Fish Lure◇

 ふと気がつくと、世の中はすっかりデジタルばかり。タイプライターはワープロになって、ワープロだってすでにアンティーク扱いされてるし。何をするにも、PCなしに物事が進まない時代になった。カセットテープはMDに、写真だってデジカメが当たり前になってきた。
 今まで人間の手で操作してきたものがハイテクによって淘汰されるのなら、ルアーだって最新テクノロジーを搭載したモノがあってイイ。「Daddy, I've found something」 第1回の主役は、現在アメリカで話題沸騰中(?)の「Preston Lures社Flyin' Fish Lure」だ。

 プレストンは元々建設会社が母体らしい。オーナーのロイ・プレストン氏が考案したアイデアを商品化することから、メーカーの旗揚げへと繋がったとか。設立は1997年で、過去5年間にリリースしたのはノットレス・フックとこのフライン・フィッシュ・ルアーのみ。だけど、その斬新かつ新進なデザインは、イカしたルアーファンの心を捉えてやまないこと間違いなしだ! 少なくとも、僕のハートはドキドキだね。
 トリビアとして書いておこう。ロイさんは日本人とアメリカ人のハーフらしく、お母さんの旧姓はコマツさんなんだって。

 このルアーとの出会いは、basswaveスタッフが初夏にラスベガスで開催された世界最大の釣り具の見本市・ICASTに仕事で行ってお土産に持って帰ってきたときに遡る。イカしたルアーが好きな僕としては、レーダーに引っかかる存在だったが、ちょうどそのとき1年ぶりにbasswave事務所にやってきたオカモッチャンに取られてしまった。「そろそろさ〜、コレク党の続きをやろうと思ってさ〜」と言うので、泣く泣くオカモッチャンに譲った。しかし、いまだにオカモッチャンの記事は更新されていない……。
 その後、basswaveスタッフがアメリカに行った際にもう1度お土産に買ってきてくれたのが、この写真のシロモノだ。
 
さて、写真を見てほしい。
 ルアーシルエットはミノータイプ。テールにスクリューとサイドにあるヒレ(羽?)があって、オリジナリティー満載でしょ。
 よーく考えたんだけど、フライング・フィッシュって「トビウオ」のことじゃん。ってことは、横についてるアレは、ヒレじゃなくてハネか!?
 で、このスクリューとハネのコンビを「アフターバーナー・システム」(パテント取得済み)と呼ぶらしいのだが、ルアーをリトリーブするとスクリューに水の抵抗を受けて回転するんだと。でね、その回転した動力がルアー内部を通してハネに伝わって、パタパタと動くという素晴らしいアイデアなのだぁ! 内部のシャフトとハネの内側にはマグネットが搭載されていて、スクリューが回転して内部マグネットがハネに近づくと、磁力でハネがボディー側に引きつけられる仕組み。
 ハネの素材はソフト・プラスチック製。ピコピコ動く姿はすこぶるナチュラルでカワイイ。ほかのルアーじゃマネのできない至高のアクションなんだよ。
 ロッドアクションはジャーキングはもちろん、クランクベイトみたいにステディー・リトリーブすればハネが動くだけじゃなくて、スクリュー回転でルアーボディーがバイブレーションする。

フックはがまかつ社製を使用してるから、細部にもこだわってるんだよ、実は。

 ボディーがパタパタと動くルアーといえばパワーパックがあまりにも有名だ。しかもパワーパックは釣れるルアーとしても名品で、トイ系ルアーフリークの間でも実釣ルアーボックスの中に忍ばせてあったりする。今後、このフライン・フィッシュがイカしたルアーファンに重宝されるのみならず、トーナメントのウイニングルアーになる日も近い!……かもしれない。

 だけど、リトリーブしてもウマくスクリューが回んないんッスよ。オカモッチャンが言うに、「思いっきりジャークすると、水面から飛び出しちゃうんだよね〜」って。まさにトビウオだったのだ!
 よくこのアイデアが思い浮かんだって感心する。開発者のロイさんも思いついたときは、「オレ、ヤベーの考えちった。作っちゃう?」ってなったんだろうね。これからもスゲールアーを開発してくれることを期待したい。

 気になる入手ルートは、プレストン社によると、販売はCabela'sからのメールオーダーがいいと推薦された(現在国内で専属的に取引しているメーカーはなく、ショップが独自に並行輸入しているところはあるかもしれないとのこと)。まずは、www.prestonlures.comwww.cabelas.comをチェックしてほしい。

(このページ内の写真はプレストンルアー社の許可を得て使用しています。また当サイトからの転載も禁止)。

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