It's the angling item that I've got extremely interested in telling poeple around.
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BASS PRO CARDS
PELLET
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オモシロアイテム求む!
basswaveオモシロ釣りアイテムを捜してます。ルアーに限らず、釣りに関係するモノであれば何でもOK。採用基準はショップやインターネットで購入できる現行アイテムです。オールドや発売中止のモデルは基本的にダメです。アナタのタレ込みが採用されても何ももらえません。スタッフが感謝するだけです……が、ちょっとしたプレゼントはあるかも。情報は[こちら]まで。
 

◇ムカイ社・ペレット◇

 冬になるとバス釣りを忘れて、トラウトの管理釣り場、いわゆる“カンツリ”に出かけてしまう僕なんだけど、実は最近気がついたことがある。それは、カンツリからバス釣りに応用しているテクニックがいくつかあるというコトだ。
 テクニック……というと大げさだけど、カンツリで釣りをするようになってバス釣りをする際に一番気にするようになったのは、ラインでるアタリを取る方法だ。1g以下のマイクロスプーンに2Lbラインが主流だったりするから、ラインにアタリが伝わりやすい。でもトラウトはバスに比べてアタリが弱い(小さいから)、ほとんどがショートバイトみたいにスッポ抜けてしまう。そこでトラウティストたちがよく使うテクニックとして“巻きアワセ”ってのがあるんだけど、これはラインに“プンッ”と小さなアタリが出たら、ロッドを煽ってフックアップするんじゃなくて、ラインを少し速く巻き取ってフックアップさせるというもの。ラインをちゃんと見てないと、そのフックアップのチャンスも逃してしまうわけだ。

 そんな極上(?)のテクニックをすこ〜しだけ身につけた僕は、トラウトタックルを常時クルマに積んでいる。ロッドは4ピースだし、リールだって1500番台で小型だし、ルアーなんて数個のスプーンと小型プラグを入れたポケットサイズのボックスだけだから、クルマに積みっぱなしでも場所を取らない。
 で、ある秋の日、僕は河口湖にいた。釣行したワケじゃなく、仕事で行っていた。でもその仕事が意外と早く終わっちゃったから、「久しぶりにカワグチバスでもシバいたろかな」と軽い気持ちで小1時間ほど釣りをすることにした。といっても、持ってたタックルはトラウト用だけ……。「ハズカしいなぁ」と思いつつも、ロイヤルワンドのスロープと桟橋の間あたりで釣りはじめた。このとき最初にラインに結んだのが、ここで紹介するムカイ社のペレットだった。

 マッチ・ザ・ベイトとはよく言ったもので、養鱒場でカンツリ用に育ったトラウトはペレットを食べて成長している。だから、カンツリの池に放流された後もペレットに似たルアーなら、トラウトにとっちゃマッチ・ザ・ベイト。スプーンよりも反応がいいはずなのだ。
 ペレットと言ったって、養鱒場やカンツリではそれぞれ異なったペレットを与えている。つまり、ペレットにもいろんな色があるらしい(形は基本的に円筒っぽい)。そんな細かなことにも気を使うアングラーのために、ムカイはペレットを全9色リリースしている。エラいというのか、抜け目がない! 価格も1個280円と良心的だ。
 ムカイのペレットはウッド製で、スローシンキングモデル。フォール時にはフック装着面の平らな部分に水の抵抗がかかり、ユラユラと絶妙なバイブレーションをしながら沈んでいく。こんなのに誘発されない魚がいたら、そいつらは、相当スレているぜ。とりあえず足下に落としてアクションをチェックしたら、その瞬間、僕はペレットにホレてしまった。

 河口湖での釣りの話に戻ると、あの日僕はバスをねらっていた。トラウト用に開発されたとはいえ、あのアクションはバスにも効果があるはずだと思った。すると、1投めからヒット!  そして10分間で3尾を釣りあげるという、僕にしては快挙の爆釣モードに突入した。確実に釣りあげたのは3尾だったが、バイトの数を入れたら、もう数え切れない。「おっ、また食った」、「なんじゃこのルアーは。爆釣やんけ」、「全部釣ってまうんちゃう」とひとり大はしゃぎをしていたら、バスボートから必死に釣っていた人にイヤ〜な目で見られた。
 ヘタッピな僕が言うから信憑性は低いと思うけど、ペレットをバス釣りで使う場合、フックがちょっと小さいからバレやすいようだ。でもトラウトには丁度いい感じなのか、よく釣れるんだよね。このときはペレットを5個持参したんだけど、そのうち1個はなぜかフローティングだった。しかもコイツに一番バイトがあったから、なんか笑えた。ウッド製だから、ウエイトのばらつきは多少あるんだろう。
 昔、イモグラブが流行りはじめたとき「セコい釣りだな〜」と思ってたけど、よく考えたら、バス釣りでムカイのペレットを使うほうがはるかにセコいかも。いや、ルアーなんだから、これもスポーツフィッシングの進化型だよね!? このルアーは近い将来、河口湖バスの最終兵器になるかも……。

ムカイ社社・ペレットの詳細はこちらから。

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