2005年03月31日

負けてしまったが、今後もカラエフに大期待

今日のオススメ曲「Brad Paisley のMud On The Tires」

 「HERO'S」旗揚げ戦で、僕が最注目選手として挙げていたのがアラン・カラエフであった。ロシア出身の元世界アームレスリング・チャンピオンで、8年間その王座を守り抜いた。身長200cm、体重180kg、ベンチプレス180kg、握力180kg、背筋力300kg以上、生まれたときの体重7000gと人間離れしたポテンシャルの持ち主だ。民放で放送されたカラエフがリンゴを握り潰すシーンや100kgまで計測可能な握力測定器の針が振りきってしまうシーンは、「未知のガイジン」的な凄さが前面に押し出されていて、プロレス者(もの)を唸らせた。なのに、ゲーリー・グッドリッジに簡単に負けてしまうなんて……。カラエフを今後もHERO'Sに出したいが、アイツはプロレス向きだ。Wrestle-1には必ず出すべきだ、と思って止まない。

 握力180kgって、一体なんだ! イメージすらできない……。そんなに握力があったら、何ができるんだ。何を潰せるんだ。カラエフがプロレスに入ってきて、アイアンクローでもやれば、それだけでギブアップを奪えてしまう。小島聡が最後の決め手としてラリアットと用いるように、カラエフも最後までアイアンクローを取っておいて、最後にリングを小走りして周りながら高々とアイアンクローのポーズで腕を上げたら、それだけで観客は大騒ぎ間違いなしだ。
 中西学との力自慢対決、いやW-1での対戦相手は佐々木健介に決定だろう。健介もパワー重視のレスリングをするし、できることならカラエフを1回ノーザンライトボムで落としておいてから、カラエフのアイアンクローを喰らってほしいね。
 あと、カラエフのあのブヨブヨ感に親近感を持てた。ありゃー、プロレス向きだ。あの身体つきは、格闘技に向いてない。
 タッグを結成するなら、アームレスラー同士ってことで、グッドリッジがオススメだな。ブヨブヨコンビなら、“白鯨”ことトム・エリクソンも捨てがたい。
 
 たしかに格闘技の経験は浅いし、そういった意味では同じ元アームレスリング・チャンピオンのグッドリッジのほうが勝っていて当然だし、負けても少しだけどインパクトを残せたのでよかった。ただ試合中にカラエフがグッドリッジの腕を握ったり、アームロックにいこうとしたときは、ホントにドキドキした。腕が折れちゃうんじゃないかって。心配したよ。怪力まかせにポキッていく可能性は大だからね。
 でも試合後、試合中に見せなかったアイアンクローについては、「忘れてしまったのかもしれない」ってコメントしていた。「忘れた」のなら仕方がないが、「かもしれない」ってなんだ? シャイそうに見えるカラエフ君は、プロレス技を出すのが恥ずかしくて、最初から出すつもりがなかったの「かもしれない」。

Posted by DODGE at 2005年03月31日 18:27 in プロレス・格闘技