2004年01月14日

B.A.S.S.の繰り上げ方式に異議あり

Date: 2003-03-28 (Fri)

今日のオススメ曲「ピンク・レディーのUFO」

 B.A.S.S.バスマスターツアーの前半日程が終わり、4月3〜6日にかけて開催される第7戦めから後半戦へとつながる。現時点では主催側の正式発表がなされていないが、第8戦とFLWツアーの第4戦の日程が完全に重なっていることもあり、両ツアーに参戦している選手は、どちらの大会に出場するかを選択しなければならなくなった。
 これは今シーズンがスタートする以前からわかっていたことで、この時期を迎えたころに決定しようとする選手が大半だった。現在FLWで高成績を残しているアングラーはB.A.S.S.を捨ててFLWを選んだ。その逆も存在する。
 当サイトのトップニュースでもお伝えしたように、バスマスターツアーに参戦している宮崎友輔さんと桐山孝太郎さんは、繰り上げにより、彼らは第7戦め以降にも出場できることとなった。だが、これは喜ばしいことであると同時に、私はこのルールには対して疑問に思っている。
 
 第6戦終了時に宮崎さんは111位、桐山さんは112位だった。少なくとも12名の選手がバスマスターツアーを捨てて、FLWを選んだのである。言い方は悪いが、つまり宮崎さんと桐山さんは、非常にラッキーだったということ。これはいわゆる棚からぼた餅であり、漁夫の利。運も実力のうちと言うが、それもアメリカで成功する技量のひとつとしよう。
 しかし、前半6戦で100位以下にランクされた選手の実力は「100位に満たない程度もの」と1度は証明されたのだ。ゆえに、繰り上げなどせずに、B.A.S.S.はそのまま足切りすべきだと、私は思っている。
 たとえば、12名が第7戦以降に出場しないと決定したのであれば、88名で第7戦めを向かえればいい。それの何が悪いというのだ。賞金にしても、その分上位に繰り上げするか、来期に回せばいい。
 第7戦以降は定数100名とせず、75名でひとまずカット、そして出場を希望する100位までにランクインした選手のみで競技すると、なぜ発表できないのだろうか。

 W.B.S.に関して言えば、クラシック枠は22名である。ディフェンディング・チャンピオンやその他の枠から出場枠に重なった場合、同団体では繰り上げはない。結果、2002年度のそれは18名で競技された。
 W.B.S.とB.A.S.S.では出場選手数に違いがありすぎるが、それでも前者には「実力でその枠を勝ち取ったアングラーのみが出場できる」というポリシーがある。
 B.A.S.S.も世界最強を決定するバスマスターズ・クラシックを主催するのだから、繰り上げ方式のようなラッキー枠は廃止すべきだ。
 私は、宮崎さんや桐山さんを批判しているわけではない。出場できるのであれば、今度こそは頑張って上位をねらってほしい。ただ、B.A.S.S.の繰り上げ方式にもの申したいだけなので、最後にフォローを入れておこう。

Posted by DODGE at 2004年01月14日 17:55 in 2003.1〜4月