「河口湖にはパターンもなければ、ルアーチョイスにこだわる必要もない。理由は簡単に釣れるから」というアングラーもいるようだが、ならばなぜトーナメントに出場する選手はあれほど苦戦を強いられるのだろう。河口湖で開催される多くの大会で上位入賞や優勝を勝ち取ってきたJBワールドの野村俊介さんは、どうしてあれほど勝てるのだろうか。答えの1つはその時期にあったパターンであり、適切なルアーチョイスなのだ。どんなフィールドにもパターンは存在するし、ルアーチョイスも大きく釣果を左右する。
「確かに何を投げても釣れる時期やエリアもありますけど、あとが続かないですよね。練習にもなりませんし。オレのルアーへのこだわりは、これも基本重視です」と川口さんは語る。
「夏の朝一番はトップで楽しんでほしいですけど、日ざしが強くなったきたらパターンを考えた釣りになります。中でもラバージグ、ノーシンカーのワッキーリグ、ダウンショットリグ、軽量ジグヘッドは外せない。ワッキーリグの使い方ですが、多用しているのはカットテールなんですけど、フックをセットする位置が重要ですね。ワームボディーの真ん中に膨らんだ部分がありますよね。あれの上から5mmくらいのところにフックを刺します。適当にセットするとイトヨレができしてしまうので、アタリが取りにくくなったり、アワセが上手くいかない場合がある。アクションはウイードの上に乗せて、フワッと持ち上げるだけです。 |
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