ウィーッス! ……声が小さい、ウィーーーッス!!

 どもども〜、ご無沙汰してます〜ぅ。コレク党のオカモッちゃんですわ。
 ん? 知らねぇ!? 忘れた!? いやん。そんなコト言わないで(笑)。俺だっていろいろと忙しかったんですよ。しかも、この3月には結婚なんかしちゃったんだよねぇ〜。「オカモッちゃんのコレクター人生も終わったな」な〜んてみんなに言われるけど、まだまだルアー収集はやめませんよ。
 というワケで、「よーし、イッてみよーーッ! コレクター、全員集合ーーッ!」(いかりや長介風。御冥福をお祈り申し上げます。R.I.P.)。
 さてさて、ずいぶん前のコトになっちゃったけど、前回はジッターバグの話だったよね。金属じゃなくて、プラスチック・リップのジッターちゃん。セクシービームにドッキューン!! と、まぁ、あの可愛い瞳には俺じゃなくても、やられるでしょ(笑)。ましておマジメな歴史的背景があるからね。
 それではワールド・ウォー・ツー(WWII)モデル・ジッターを紹介しちゃおう。このジッターは1940年代に製作されたモデルで、「第二次世界大戦モデル」と呼ばれてる。つまり戦争中に作られたルアーというワケだ。

 大国アメリカといえども、あの戦争中には武器や銃弾を作るので金属が必要になった。詳しいことは知らんけど、たぶん国策として国内の金属が徴集されたんだろうなぁ。そんな事情で、それまで金属製だったジッターのリップが、プラスチックになっちまったってワケだ。
 こんなルアー、ほかにはないよなぁ〜。だってさ、日本が食べる物もままならない時代に、アメリカ人は葉巻なんかくわえて、このジッターでバス釣りをしてたんだよ(たぶん、笑いながら)。そんな国と戦争したって勝てるワケがないっつーの! 
 
なんか、本で読んだコトがあるけど、日本でも同じように戦争用に金属が集められたらしい。

 でも、もし当時の日本でノンビリ釣りなんてしてたら、「この非国民がぁ!」なんて言われてたんだろうね。なにしろ食糧難だったし、リリ禁どころかリリースなんて考えるヤツすらいなかった時代のおハナシだもん。つうか、当時の日本だったらルアーを作る会社自体がありえないよね、きっと。
 あの戦争、アメリカは余裕だったと思ってたけど、こんなルアーがあるってことは大変だったんだね〜。やっぱり戦争はイクないっつーことだな。ただし、サスガにフックは金属製。こればっかりはプラスチックじゃどうにもならなかったんだろーけどね。もしかしらた、兵士の怨念付きジッターがあるかもよ(笑)。
 とまぁ、戦争のハナシは置いとこう。
 
 この時代のジッターはいろんなタイプがあって、たとえばリグも何種類かある。とりあえず3、4種類は持ってるかなぁ〜。少なくともそんだけはあるってコトだな。大戦モデルの瞳の形状は出目(デメ)なんだけど、今のタイプ(ヘッコんでるタイプ)は70年代後半から80年代前半にかけて作られたって感じ。だから、目をひとつとっても味があるでしょ〜。 I love you ・
  まだまだ集めたりないわ。ジッターちゃん。 I need you ・
 でもさ、なによりジッターバグってルアーは、オリジナリティがあっていいルアーだと思うなぁ。最初にコイツを見たのは小学生のときで、印象としては……高価で、なかなか買えなかった。つうかジッターに限らず、当時は外国製のタックルはすべてが憧れだったんだよ。最近のガキどもはラパラなんて見向きもしないけど、俺がガキのころはラパラっつったらルイ・ヴィトンに負けないくらいのブランド物だったからね。根ガカリなんてしようもんなら泣いたっすよ。マジで。
 そうそう、当時、カタログには「ジタバグ」って書いてあったのに、みんなは「ジッターバグ」って呼んでた。それで、「どっちなんだろーなー」なんて思ってた記憶がある。そんな気持ちを抱きながらコイツを使ってみたら……。なんと“ジタバグジタバグジタバグ”って泳ぐじゃないの。これが「ジタバグ」の語源らしい。というのはウソ。 I want you ・

 でね、ジッターの話なんだから、やっぱりこれで釣ったときのエピソードを書かなきゃならんだろっ。ジッターってさぁ、とても釣れるルアーとしても有名なんだよね〜。バスだけに限らず、ナマズとかもよく釣れるんで有名だよね。

 俺だってさー。んーとね。あれ? 
  思い出せないな。えーっと。あっ、やばい……。そういや、俺ってジッターでまだバス釣ったコトなかったじゃん。あはははははは……ダメだこりゃ。