ジェイ・イエラスがいうスクーリングバスのパターンとは、彼が朝一番で入るエリアのことだという。バークレイ社のスピナーベイトとポッパーでスクールバスを攻略し、放水がはじまりレイクにカレントができると、バークレイ社のプロトタイプのジグ+パワーベイトのフロッグのコンビネーションにスイッチするらしい。
 
最終日の上位争いは!?

 「この1週間は、ホントにドリーム・ウィークだった。すべてが予想を覆すものだし、私自身35lbを優勝ラインと予想していたからね」とジェイ・イエラスは語る。
 しかし、2日め終了時点でイエラスのウエイトは35.2lbと、自らのウエイトをすでに2オンス越えている。精神的にラクであることは間違いないだろう。
 現在3位のアーロン・マーテンスは、「(イエラスのリードは)安全なところにいると思う。ボクが彼だったら、今たぶんスゴク気分がいいはず。だって、彼は明日釣りをしなくてもいいだけのウエイトを持っているしね」と述べているが、このコメントからイエラスのリードがこのコンディションの下でどれだけの意味を持つかが伺える。スポーニングシーズンのフロリダ州レイク・トホやカリフォルニア州デルタの大会ならともかく、大会直前に大勢の選手が“タフ”と言い切った状況での9lbのリードは、イエラスをまた優勝へ近づけた。
 
 ただし、現在のウエイトを見てみると、4位のケン・クライスト(22.12lb)が優勝するためには、現在のイエラスのウエイト(35.2lb)から考えても壁が大きすぎる。となると、射程距離内にいるのは2位のデイビッド・ウォーカーと3位のアーロン・マーテンスだろう。

 
桐山孝太郎、36位で終了

 ルールにより、最終日に進めるのは2日めの時点で上位25名。26位以下は、今日で大会を終える。
 大会を終えなければならないメンバーの中には、優勝候補の1人ケビン・バンダム(26位)がいる。ナント1oz差で最終日の切符で手にすることができなかった。
 非常に残念ではあるが、ローランド・マーチン(30位)や桐山孝太郎さん(36位)も2日めで終了した。
 

B.A.S.S. Outstanding Achievement Award


 B.A.S.S.は今年、「アメリカでバスフィッシングをビッグスポーツの1つにに作り上げた功績者を讃える賞」を贈ることを発表した。第1回めは、第32回Bassmasters Classicのファイナル・ウエイインの前に行われる。
 
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