FIELD REPORTの読み方:
● Field Conditionでは、釣行に役立つ“先週から情報提供日までの”天候、水質など、そのフィールドの状況を掲載。
● Catching Rates for This Weekでは、先週の状況と今後1週間の釣果をランク付けしたものを1(悪い)〜5(良い)で表現したもの。
● Fishing Patterns & Reasonsでは、状況と釣り方を詳しく解説。
● Pro’s Tipsは釣行時に役立つ、いわゆる“オススメ”情報を掲載。

2003年12月10日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

   

水温は11℃と高めだが、気温は毎日低下している。朝の最低気温がマイナスに入ったので、そろそろ水温も下がり出すだろう。

● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    ディープのバスがポツポツと釣れはじめたが、まだまだシャローの活性は高い。
● Pro’s Tips
   

12月に入ってようやく気温が下がりはじめたが、水温はいまだ高く、バスの活性は例年ほど落ちていない。むしろ、シャローではモンスター級のビッグサイズ(58cm、4100g)が釣れている。今年は水温が高いためウイードの残っているエリアが多く、スピナーベイトなどのリアクション系で攻略できる。釣果がいい理由の1つに台風によって起こった増水がある。現在水位調整中だが、水位が落ち着くまで釣果は保たれると思う。また釣り客が減ったことで、プレッシャーが下がったのも要因だろう。風が吹いた場合、ディープ攻略もカギの1つ。7mレンジの溶岩帯がねらいめ。


2003年11月27日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

   

水温は12℃くらい。例年であれば、10℃を下回っているだろう時節。朝夕には冷え込むので注意。

● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    シャロー攻略が原則。ディープでも多少の反応あり。
● Pro's Tips
   

申し分ない釣果が継続している。朝夕の冷え込みはあるが、水温が高いため、ベイトとバスは依然シャローに定着している。富士の麓にある河口湖だけに冷たい風が時折吹き下りてくるので、湖面に波がでることもある。バスとしては、湖流の影響を受けにくい岩周りやウイードの中に身を潜めている。特筆したい部分は、ハードベイトへの反応がイイこと。スピナーベイトは持参する価値アリ。40cmオーバーを釣り上げいるアングラーをよく見かけている。釣果は落ちるが、標準サイズのスイムベイトにもバイトがある。放流バスがメインだが、ネイティブもよく釣れている。ディープに関しては、たとえば、河口湖大橋以東の8〜9mラインがイイようだ。ただしサイズは30cm止まり。


2003年11月18日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

   

例年より気温・水温が高く、紅葉も遅かった今秋。それでも紅葉を観るにはベストな時期を過ぎた。冬が近づいている証拠。

● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    気温・水温の高さを利用して、シャローを攻略するのがいい。
● Pro's Tips
   

釣果をとしたが、これは例年の晩秋の釣果に比べての数値。初夏の爆釣シーズンに比較すれば、もちろん少ない。ただし、紅葉を楽しみながら、5〜10尾のバスが釣れればいいのではと思う。例年であれば、すでの早朝の気温が氷点下でもおかしくないが、今年は一番寒かった日でも2〜3℃だった。日中に陽が出れば気温も上昇し、釣りやすくなる(それでも防寒対策はすること)。陽が昇ったあと、ウイードの中にバスが隠れているので、それをねらうのがベストだろう。ライトテキサス、スピナーベイト、ノーシンカーリグがいい。釣れるバスのサイズは30cm前後と悪くない。


2003年11月7日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    例年に比べ水温が高い。JBクラシック直前に放流バスあり。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3.5
● Fishing Patterns & Reasons
    ディープを捨てて、シャローの釣りに徹した方がよく釣れる。
● Pro's Tips
   

1、2ヶ月前にようにスーパービッグフィッシュは釣れにくくなったが、時期や水質の状態から考えて、今年は例年より釣れている。水温は下降気味でも安定しているし、今週いっぱいはこのようすが続くだろう。ディープはどうも水質が悪く、ベイトがいてもバスが必ず付いているワケでもなく、シャローに絞ってパターンを組めば、ノーフィッシュで終わることはない。たとえば、先日ガイドでレイクに出たときは、ベイトタックルだけでパターンが組めた。テキサスリグ、スイムベイト、スピナーベイトなど、楽しい釣りが久しぶりにできた。シャローと言っても、2mラインがベスト。3m以浅を攻略すること。


2003年10月22日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    ターンオーバーの真っ最中。気温も冬なみに低くなっているので、防寒着は必ず持ってくること。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3.5
● Fishing Patterns & Reasons
    ターンオーバーでベイトやバスの居場所が限られている。逆にパターンを絞りやすい。
● Pro's Tips
   

頑張って10〜15尾の釣果だが、今の状況(ターンオーバー)を考えれば、上出来だと思う。水が掻き回されているのでディープのボトム付近は沈黙しているが、ミドルからシャローにかけては釣れている。中層の釣りは難しいが、比較的ねらわれていないレンジなので釣果は1番いいかもしれない。簡単に楽しみたいなら、シャローがオススメ。1〜1.5mのウイードがキモ。特にシャロークランクやスピナーベイト(1/2ozまで)にもアタックしてくるので、非常に楽しい釣りが期待できる。また以前から釣れているシャローの50cmオーバーは、いまだに釣れ続けている。


2003年9月29日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    朝の最低気温がすでに7℃をマーク。日中に陽が出れば気温は上がるが、朝夕の冷え込みに注意が必要。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    河口湖の場合、水温が20℃を下回るとターンオーバーが起こるのだが、いまだその兆候は見えない。ここ10日間くらいが勝負のときか!?
● Pro's Tips
   

釣れる人、釣れない人がハッキリと分かれてる。キモは岸際ギリギリにキャストをすること。ゆえに、ボートから釣った方が断然有利になる(ボートからなら、平日で20〜30尾の釣果が期待できる)。放流バスも含め、河口湖大橋の西側が特にプロダクティブ。スピナーベイトやバスベイトにもガンガン反応があって楽しい釣りができる。


2003年9月10日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    安定し天候が戻ってきた。バスの活性も上昇気味
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    昨年の同時期に比較すれば、多少キツイ感じもするが、ここ2週間くらいはよく釣れている。パターンにハマれば、充分に楽しい釣りができるだろう。
● Pro's Tips
   

まず、スーパー・ビッグフィッシュが釣り上げられているので報告しておこう。エサ釣りではあったが62cmが上がり、週末でも50cmオーバーが続出。早くも秋の荒食い突入を彷彿されている。ビッグフィッシュ・パターンは3m以浅の“しっかりとした”ストラクチャー。桟橋であるとか、岬であるとか。これにウイードなどが絡むとベスト。数釣りは、2〜3mラインのウイードエリア。4〜5mラインをねらうと多少サイズアップになるだろう。ライトリグ主体であるのは間違いないが、ハードベイトを使用するときもスローなアプローチに気を配る。朝夕はサーフェイスベイトへの反応もよい。


2003年8月14日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    気温・水温は例年のように上昇せず、そのため例年どおりのパターンはあまり当てはまらない。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3+
● Fishing Patterns & Reasons
    ハードベイトでも釣れないわけではないが、やはりソフトベイトのライトリグなしに今年の夏も乗り切るのは難しい。
● Pro's Tips
   

キモは2点。1つめは、釣り客の多さとウェイクボートの騒音や波をどう避けるかにある。もう1点は、時間の問題。朝夕は気温・水温も下がり釣りやすくもなるが、他のアングラーもその時間帯に集中する傾向にある。逆に、10〜15時までの日の昇った時間を征することができれば、夏の河口湖が見えてくるだろう。水通し、シェードなどセオリーとおりの展開を中心にスローに攻めること。


2003年7月25日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    相変わらず水温、気温共に低い。ただしバスの活性が上がってきた……。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    バスは梅雨明けを感じているのかもしれない。シャローを中心にハード、ソフトベイトへの反応がよい。
● Pro's Tips
   

釣果をねらうのであれば、放流バスを追うのがベスト。一時期に比べ釣れるようになったので、20〜30尾くらいを釣り上げているアングラーもいる。スピナーベイト、クランクベイト、サーフェイスプラグへの反応もよく、全体的に釣れているイメージが強い。曇りの方が釣りやすく、1.5〜2mラインを攻略。晴れた場合は、その1m以深までねらうのを基準としたい。ルアープレゼンテーションはスローに。


2003年7月17日(野尻湖遠征情報)

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    毎日気温・水温が目まぐるしく変わっている。ちなみに、16日の最高気温は17℃。
● Catching Rates for This Week (1〜5):2〜4
● Fishing Patterns & Reasons
    気温が低く寒い日は釣りにくく、バイトすらない。釣果は釣れる日に比べ1/3に落ちる。カギはワカサギの群。
● Pro's Tips
   

 釣れている日のレポートをしたい。8〜10mラインにワカサギが集中している。魚探を駆使して捜し出せれば、群れの周りでもよくバイトがある。水深10mから40cmオーバーが釣れるので、フッキング後のやりとりに自信のない人はラインを4Lbにした方がいい。とにかくアプローチはスローに。ラージをねらうペースではバイトを誘えない。釣り人の数が少なく非常に釣りやすく、40cmオーバーが毎日数尾釣れているので、今が釣行の狙いめかも!?


2003年7月11日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    水温は23℃と例年に比べ低い。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    バスのレンジを見つけることを先決にする。移動やレンジを考えて釣ること。
● Pro's Tips
   

 バスのコンディションはいい方で、釣りやすい。気温が低いこともあり、水温が安定している。晴れより、曇りの方がベター。ライトリグは河口湖に欠かせないアイテムだが、逆にハードベイトへの反応もよい。私の推測では普段、ハードベイトを使用する人が少ないからか、バスがスレていない可能性も高い。スピナーベイト、クランクベイトでも充分に釣れている。サイズは25〜30cmがよく釣れる。レンジは2〜3mラインのウイードエッジだが、日によって変化する。


2003年7月4日(野尻湖遠征情報)

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    釣果は下がり気味だが、天候は良好
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    ベイトフィッシュ、エリアを見極めないと、まったく釣れないことも……。
● Pro's Tips
   

 バス釣りの醍醐味は、バスを捜し出すことにある。ベイトフィッシュを見つけだして、地形を組み合わせる。その条件が当てはまってバスを釣り上げるから、楽しいと思う。スモールにはこのパターンフィッシングが100%当てはまる。努力してベイト、地形を見つけるからその褒美としてオイシイ思いができる。途中で諦めたり、釣り方に工夫をしない人とは雲泥の差がつく。たとえ、ベイトがいたとしても、リグが当てはまらないと釣れない。私も毎日、5〜7種類のリグ、ルアー、リーダー、シンカーウエイトを試して捜し出している。その結果、40cmオーバーのスモールが何尾も釣れて、楽しい思いをしている。まずはその部分を考えてほしい。
 野尻湖の場合、春しか釣れないと思っているアングラーが多いのか、春のころに比べて客足が少なくなった。逆を言えば、今が狙いめ。広々としていて釣りやすい。
  野尻湖で目立つのが、ヘタなドラッギング。どこでもかまわずドラッギングをする人がいるけど、狙いを定めていないドラッギングは釣れません。それよりもベイト、地形を見極めた方が上達にも繋がる。


2003年6月20日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    雨の影響か、水温が低迷中
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    非常に難しい。釣れる人と釣れない人に差がある。シェードパターン優先がキモ。
● Pro's Tips
   

この時期は年間を通じてよく釣れるのだが、今年は少しヘン。釣果が上がらない。シェードパターンは外せない状況で、桟橋や岩陰、橋脚周りを中心に釣れている。夏を意識させるエリアへ移っている。


2003年6月13日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    梅雨入りした。雨の影響ではないが、バスの活性は低い。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    放流バスをねらうのがもっとも簡単なのだが、その放流も釣れていない。釣果に恵まれるはずの時期なのだが……。
● Pro's Tips
   

単体ストラクチャーにつくバスをねらうのが、いいだろう。桟橋や沖目の水中島、特にロイヤルワンドあたりでは、釣れていないながらも釣果はいい。ルアーももちろんライトリグ。タイトにスローに落とす。

2003年5月28日
(現在川口さんは野尻湖に遠征中のため、今週は野尻湖情報になります)

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    天候はベストではないが、ビッグフィッシュも釣れている
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    例年であれば、ディープ(8mラインなど)にステイしているスモールも、今年は不在。ややシャローめのスポットでバイトが多い。
● Pro's Tips
   

ノーシンカー、ダウンショット、ジグヘッドリグなどのライトリグに反応がよい。数に期待はできないが、サイズは例年よりいい。私ではなくガイドのお客さんの釣果は1日10〜15尾。40cmオーバーもよく釣れている。スモールは早くも水面近くを浮遊する蛾や蝶に興味を示しているので、トップで釣れる時期も近いだろう。


2003年5月22日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    先週から今週のはじめにかけて水温が低下したが、現在は回復。20℃くらいのエリアもある。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    先週から一転して空き家のネストが増えた。パターン的にはアフターがメインになりそうだ。
● Pro's Tips
   

もちろんだが、ライトリグが中心。もう少し水温・気温が上昇すればハード系への反応もよくなるはず。トップでも面白い釣りができる時期も近い。


2003年5月13日

Navi:川口直人
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    スポーニング真っ最中。シャローが決め手。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    今年は例年に比べネストの数が少ない。ただしバスの数が減少したわけではないので、パターンを掴めば釣れるはず。
● Pro's Tips
   

例年の感覚で釣りをすると、ボウズもありうるほどハイプレッシャーになっている。シャローの中でもレンジとストラクチャー、ウイードを状態を見て釣りたい。ノーシンカーリグを中心に、ダウンショットリグもいいだろう。カットテールのワッキーリグにもいい反応を示している。