FIELD REPORTの読み方:
● Field Conditionでは、釣行に役立つ“先週から情報提供日までの”天候、水質など、そのフィールドの状況を掲載。
● Catching Rates for This Weekでは、先週の状況と今後1週間の釣果をランク付けしたものを1(悪い)〜5(良い)で表現したもの。
● Fishing Patterns & Reasonsでは、状況と釣り方を詳しく解説。
● Pro’s Tipsは釣行時に役立つ、いわゆる“オススメ”情報を掲載。

2003年11月18日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    先週金曜日に今年初の降雪となった桧原湖(厳密にはヒョウ)。磐梯山は雪で覆われた。水温は11℃。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3.5
● Fishing Patterns & Reasons
    初雪の影響はほとんどなかったが、釣果は日々下がっている。釣り方を工夫して攻略したい。
● Pro’s Tips
   

先週と変わらない状態。13mボトムにあるハンプのトップ11〜12mレンジがヒットスポット。ロックエリアでも同じ条件。メソッドはダウンショットリグでボトムを取り、ハンプの付け根からトップに向かってアップヒルでトレースするとバイトが出る。また細かいシェイクを続けるのもイイ。

高久さんのスモール攻略アドバイス:
明確なアタリを出すためには、タイミングがもっとも重要となる。ベストなエリアと時間帯が噛み合えば、この時期にしてはそこそこの釣果が見込める。

雪が降り出すと、桧原湖への道程が危なくなる。スリップなどで事故も多発するので、運転には充分に気をつけて釣行してもらいたい。


2003年11月7日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

   水温は12℃前後。気温が低くなり、バイトも悪くなってきた。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
   10mレンジにサスペンドしているバス、また岩場で岩の間に入っているバスを獲る。
● Pro’s Tips
  

13mボトムの10mラインにバスがサスペンドしている状態で、ベストなのはこのレンジ付近まで伸びるハンプや巨大な岩の周りを攻略すること。バイトも少なく、以前のように1尾が釣れると他のバスにもスイッチが入らず、後が続かない感じ。巨大な岩があるようなエリアは数ヶ所しかなく、いずれもハイプレッシャーなので、それをどう克服するかが問題。2〜3Lbのフロロラインにインチホッグを使用し、フックサイズ1つが異なってもバイトがでない。いろいろ試してみるのがいい。

高久さんのスモール攻略アドバイス:
岩と岩の間にダウンショットリグを落とし、ねばって食わせるメソッドはあまり一般アングラーがやっていないので、いいかも。


2003年10月22日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

高久祐則インタビュー
JBワールド第5戦(桧原湖戦)と9〜10月の桧原湖について
    水温は14℃と例年なみ。水位は平常時より2.5m低い。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    中層のバスをどのように釣るかがポイント。
● Pro's Tips
   

一時は水位が落ちて釣りにくい状況だったが、平常時より2.5m低い状態で半月ほど落ち着いている。またターンオーバーも落ち着きはじめたので、釣果が上がりだした。ただし、バスは中層でサスペンドしているので、ラージのパターンでは難しい。レンジとしては6〜10mラインにサスペンドしていて、それをメタルジグやテールスピン系ジグでリアクションをねらい、その後ダウンショットリグなどのライトリグで丁寧に攻略するといい。エリアは、南部のハンプ群が良好。朝夕にバイトラッシュがあるので、この時間帯は避けられない。日中は断然難しくなるが、メタル系のリアクションでバイトさせることもできる。

高久さんのスモール攻略アドバイス:
水位が低くなっているので、シャローに突起したハンプやスタンプに激突する恐れがある。走行には充分に注意してほしい。また、朝は0℃に限りなく近いほど冷え込むので、防寒着をお忘れなく。


2003年9月29日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

    昼間、太陽が顔を見せればほどよい気温になるが、朝夕は極端に寒い。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    一時期に比べ、釣果が上がっている。今後サイズアップの期待ができる。問題はエリアを見極めること。
● Pro's Tips
   

フォールターンも落ち着きをみせ、秋のパターンがはじまっている。。ライトリグとヘビーなメタルジグなどを駆使して、ハンプや中層に浮いたバスをねらうのがベストだろう。サイズ、釣果もよく満足のいく釣りができる。

高久さんのスモール攻略アドバイス:
シャローのスモールはディープのハンプを知らな人でも簡単に釣り上げられる。ミノーやバイブレーションなどがオススメ。ただし、朝の気温が10℃以下のときはシャローのバスも沈黙してしまうので、気温のチェックをお忘れなく。


2003年8月14日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    水温22℃・気温は毎日変動しているが、肌寒い日が多い。
● Catching Rates for This Week (1〜5):
● Fishing Patterns & Reasons
    一時期にくらべ多少釣果が落ちた……というか、釣るのは確かに難しくなったが、的を射た釣り方なら、まだまだ充分に数釣りも可能。
● Pro's Tips
   

 基本はライトリグ。ダウンショットリグやジグヘッドリグ、シャローならノーシンカーもよい。5mライン(比較的ディープ側のシャロー)ではウイードラインを的確に攻略する。特にアウトサイドエッジがいい。ディープでは8〜9mでストラクチャー周りのベイトフィッシュを意識する。ただし、バスにスイッチが入らないかぎり、バイトは少ない。朝夕はシャローをトップウォータープラグで攻めて数釣りを楽しみ、ほどよく釣れたらディープに移る方がいいだろう。風や曇りになった瞬間にディープではバイトがはじまるので、天候の変化には敏感でいたいものだ。

高久さんのスモール攻略アドバイス:
3mライン のハンプとウイードを探し出したい。ウイードではアベレージサイズが、ハンプの根本ではグッドサイズが釣れている。


2003年7月31日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    水温は変わらず20〜21℃と低い。ターンオーバーの影響が見られる。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    ターンオーバーの影響によって、ベイトフィッシュが散りはじめた。それを追うようにバスも動きを見せている。的確な居場所を見つけられれば、以前と同じような釣果をえられる。
● Pro's Tips
   

 ターンオーバーが発生している。ボトムに堆積したゴミなどが浮遊して、ディープのバスはサスペンド状態になった。レンジ的には8mボトムの場合、4mラインにバスが浮遊している。これはベイトがそのレンジにいるためで、それに付いて廻るバスの活性は今までとおりルアーへの反応もよい。軽量ジグヘッドリグなどのフォーリングで狙い撃ちできれば、グッドサイズも釣れるだろう。フィーディングモードに入っているバスは多い。

高久さんのスモール攻略アドバイス:ベイトを捜し出すことが先決。ベイト(ワカサギ)のグッドサイズ(7cm前後)には、グッドサイズのバスが付いている。またサイズのいいバスほどサスペンド傾向が高い。


2003年7月18日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    水温21℃と停滞気味。気温も低く、フリースなど羽織れるものが必要。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4+
● Fishing Patterns & Reasons
    サマーパターンを意識して釣りたい。バスとベイトフィッシュの関係を重視。
● Pro's Tips
   

 ディープフラットでサイズのいいバスが釣れているが、問題は魚探を正しく見られるかどうかにある。地形を見るだけではなく、ベイトも魚探で発見すること。バスが魚探に映る場合は、高い確率で釣れている。ラバージグが最適。ハンプ周りの釣りは少し下降気味。1つのハンプから10尾以上のバスが釣れていた時期もあったが、今はそれほどでもない。ハンプには回遊系のバスがいることが多く、タイミングが合えば釣れている。シャローではウイード周りで手のひらサイズが釣れている。

高久さんのスモール攻略アドバイス:現在、水位が下がっているため見えないハンプが多く、走行中にボートの底を擦ることがあるので注意。水位の影響でトップウォータールアーへの反応もイマイチよくない。


2003年7月11日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    水温19〜20℃。雨の影響で水温は一定線を辿っている。
● Catching Rates for This Week (1〜5):5+
● Fishing Patterns & Reasons
    シャローとディープのパターンを使い分ける。数釣りかサイズアップを狙うのか。
● Pro's Tips
   

 雨で変わらず水温は低いままで、バスの活性が高い。サマーパターンも序じょにはじまっている。シャローとディープのパターンを分けて考えた方がいい。レイク北側のディープフラットではラバージグが絶好調。特にプレッシャーの低い日や時間帯には爆発する。タフになった場合は、グラブのスプリットショットリグなど横の動きを見せるといい。ライトリグとの使い分けでグッドサイズが釣れる。シャローは3〜5mラインのウイード。手のひらサイズだが、数釣りは楽しめる。

高久さんのスモール攻略アドバイス:ディープフラットのバスは釣りにくい人も多いだろうが、一番の問題は魚探を正しく使いこなしているかにある。ベイトのスクールを探し出すのが先決で、ベイトがいるエリアにはバスが付いている。水深は5〜8m。


2003年7月4日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    雨の影響で水温は20℃前後止まり。スポーニングは終わり傾向。
● Catching Rates for This Week (1〜5):5+
● Fishing Patterns & Reasons
    スポーニングが終わり、アフターのバスがディープに落ちている。水深に注意。
● Pro's Tips
   

南側のハードボトム、ハンプエリアが絶好調。水深6mを前後にラバージグでボトムを引く、またはバンピング。バンピングの場合は時と場合により、30〜50cmとメリハリをつける。いいハンプに当たれば、10連続ヒットも可能。シャローでは3〜5mラインのウイードの中にライトリグを落とし込むと、手の平サイズのバスが入れ食う。ガイドのとき、私が真剣にやれば30〜50尾くらい釣れる(ディープオンリーで。シャローのマメを入れると……)。

高久さんのスモール攻略アドバイス:桧原湖のスモールはアベレージサイズが30cmくらいだが、スーパービッグ(50cmオーバー)を釣る秘訣として、スイムベイトを流すメソッドがある。どん深で、誰もいないようなエリアを流すと釣れる。ただし、これをやると1尾も釣れずに終わる可能性があるので、数釣りを楽しんだ後にやった方がいい。

2003年6月13日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    水温は18℃をマーク。ネストは湖全体に見られるが、どちらかといえばアフター気味。回復も多く存在する。
● Catching Rates for This Week (1〜5):5
● Fishing Patterns & Reasons
    絶好調に釣れているが、それは水温が高すぎず低すぎずなため。シャローからディープまでくまなく攻められるのがこの時期の特徴でもある。
● Pro's Tips
   

アフターの回復を攻略するなら4〜5mラインを軽量ラバージグ(1/8oz程度のベイト、スピニングの両方で対応できるサイズ)を使用。ただし、シャローのバスの方が反応もよく釣果も伸びる。ノーシンカーワームのトゥイッチングで表層、軽量ジグヘッドにストレートワーム4inをセットして表層よりやや下辺りをリトリーブすると、2mラインにいるスモールが飛び出してくる(水質がいいので湧いてくるのがわかる)。曇りや小雨がベスト。晴れの日は逆に2mボトムにある岩にノーシンカーワームを落とすとバイトする。

高久さんのスモール攻略アドバイス:スモールはラージと同じテクニックでは釣れません。たとえば、スモールは耐えず動いているものによく反応します。ペンシルベイトを引いていたとして、ラージの場合、バイトが完全の乗らなかったらステイさせますが、スモールでは反対に引き続けたい。よく言う、ロングステイは禁物。


2003年5月29日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    水温が15〜16℃に上がり、バスの活性は右上がり。
● Catching Rates for This Week (1〜5):
● Fishing Patterns & Reasons
    スポーニング真っ最中のバスがいたるところにいる。ネストが多いのは、有名エリアの「イカリ潟」。釣果もサイズもいい。
● Pro's Tips
   

スモールマウスの釣りは、水深が問題となる。日々水深が変わるため、釣行した際にはそれが最初に見つけること。現時点では3mが1つのキーポイント。ウイードとボトム変化を中心に探るといい。スプリットショットは意外と万能ベイトだったりする。岬のパターンが面白い。風上と風浦の境目となるスポットをねらって、ストレート系ワームやペンシルベイトの早引きが効果的。バスが飛び出してくる。


2003年5月22日

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    平均水温11〜12℃、高いエリアでは14℃。
● Catching Rates for This Week (1〜5):
● Fishing Patterns & Reasons
    釣れるエリアがほぼ湖全体に広がり、バスもシャローの手前(3mラインのブレイク)に付きだしている。
● Pro's Tips
   

先週「今週から本番になる」と記したが、本当に本番となった。私のように同湖の釣りに慣れたアングラーであれば、1日平均20尾くらいで、アベレージは30cm前後。今年はまだ姿を見ていないが、50cmオーバーも釣れているようだ。ルアーはジグヘッドリグ、スプリットショットリグなどのワームとシャッド系プラグ。来週になればさらにシャローを意識しているだろう。私自身の桧原湖ガイドは明日からオープンするので、予約はウェブサイト or TELで。


2003年5月13日
注):高久さんは、今年から桧原湖でガイドをスタートする。ガイドのオープン日は5月23日。予約受付中(連絡先:http://www.ts-guide.com/ または090-3002-9198)

Navi:高久祐則
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)
    場所によって異なるが、平均水温は11〜12℃。スモールマウスバスのシーズンが到来。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    ブレイクでステージングしているバスが多く、プリスポーンの状態。シャロー、2mラインのブレイク、ディープ(6m以深)の3パターンを攻略したい。
● Pro's Tips
   

朝の気温は5℃ほどしかなく、まだまだ冬のコンディションを引きずっているが、スモールは活動しはじめ、釣れだしている。釣果は十数尾だが、シャローを意識したバスをねらうのが妥当。3inのワームに軽量ジグヘッドやシャッド系プラグをブレイクから以浅の水深で使用するのがいい。来週あたりからが桧原湖も本番になるだろう。