2003年12月16日

ギルの釣り堀

Date: 2002-05-21 (Tue)

今日のオススメ曲「A Canorous QuintetのSilence of the World Beyond」

 先週末、シンポジウムから帰って仕事をしていたため、家に着いたのは朝の9時だった。休みの日はいつも遅くまで寝ているか、釣行しているここ最近だったので、ウチの奥さんからの提案で、ラーメン博物館に行くことになった。11時くらいにラー博に着き入館すると、結構ガラガラ。11時オープンだったので、まだ空いていたのだ。それでも有名店はすでに長蛇の列……。悔しいので空いてるお店4件に入って食べてみた。味は、「わざわざあそこまで行く必要はなかったな」というのが率直な印象。あのレベルだったら、どこにでもある気がする。

  その後、「横浜から何もせずに帰るのはもったいない」と車中話をしていると、S-wing(?)だったか、そんな名前のバッティングセンター兼屋内釣り堀を発見した。
 「エビ釣りって書いてあったけど、何やろ?」と会話をし、迷わず立ち寄ってみることに。中に入って「エビ釣りのエビは、何エビですか?」と聞くと、「ザリガニです。お帰りの際に、1尾持って帰れますよ」と言われた。とりあえず暇つぶしにやってみようと入ってみると、「エビ釣り」は小さな水槽に入ったザリガニをスルメ(?)で釣る感じだった。が、その横に2つのデカイ水槽がある。コイっぽいので、こっちをやることにした。
 
 大人1人・1時間1000円。女子は800円と、ちょっとお値打ち価格だった。
 手前の水槽には4〜5人人がいたので、奥の水槽に行くと、ナント、ここはブルーギルの水槽だったのだ!
 1〜5投めまでは、連続ヒット。アベレージは10cmくらいで、デカイのは20cmくらいのを釣った。しかし、ギルは賢い!同じスポットで釣りをしていると、スグにスレる。レンジを変えても釣れない。ギルの水槽は“ランガン”しないと、スグに釣れなくなる。
 
 ここで、エサを紹介しておこう。エサは、茶色のネリ餌。まぁ、よく釣り堀で渡されるネリ餌だ。
 
 ギルに飽きたので、コイの水槽に移動することにした。他のお客さんは、渡されたままの仕掛けで釣りをしているが、それではほとんど釣れない。深さは3ftくらいで、渡されたサオにはウキがボトムにつくくらいの長さに“親切で”調節してある。でも、水槽を見たところ、流れもあり、ボトムというか、コイはミドルレンジをスクーリングしている感じ。スクーリングしてなくとも、確実にサスペンドはしていた。
 
 そこでボクが考えたのは、“見えコイ”のサイトフィッシング!偏光グラスを付けると、ミエルミエル。針先からウキまでを1ftくらいに調節してやってみた。でも、かなりのショートバイトでフックアップしない。ウキは一瞬沈むが、沈んだのを見てからでは、フックアップしない。
 そこで考えたのは、ネリ餌をシャンク部分に付け、ポイントを剥き出しにしたジグヘッドリグみたいなエサのセッティング。さらに、ウキがちょっと倒れるくらいにラインテンションを掛ける。すると、コイが吸い込んだ瞬間にフックのポイントが口にかかるし、ラインテンションがあるため、ほぼ“向こうアワセ”になっていた。
 この釣法で5尾連続ヒットを達成し、奥さんにも教えて釣らせて、周りで釣れていないお客さんをビビらせてしまった。
 でも、端から見たら、変な光景だったに違いない。というのも、バッチリとコイが見える角度を水面の屈折と偏光の具合で合わせているから、他のお客さんは座っているのに、ボクだけ中腰で覗き込んでいた……。「たかが週末に釣り堀で遊んでる程度なのにね……」と思われていた可能性は大だ。
 
 ギルの話に戻るが、これはギルの有効利用としては、いいアイデアだと思った。近くにこんな釣り堀があったら、行ってみたい気もした。釣り堀といえば、三軒茶屋にある釣り堀も行ってみたい。

Posted by DODGE at 2003年12月16日 20:52 in 2002.1〜5月