2003年12月16日

Fish, Photograph & Release

Date: 2002-04-04 (Thu)

BGMは「松田聖子の赤スイートピー」

 今日、ネットでウロウロとTOP NEWS用のネタを捜していると、富士フィルムU.S.A.のネタに出くわした。「プログラム」のネタだ。普通なら無視する“フォト・コンテスト”だが、よく考えると「釣り上げた魚の写真を撮影する」ということの重要性に気がついた。「いまごろ気づくなよ!」と思われるかもしれないが、ボク的にフォトコンはただの「自慢コーナー」の延長でしかみていなかった。

 日本国内では、バスやブルーギルをはじめ、外来種の魚の駆除やキャッチ&イートを進めている。しかしアメリカでは、(バスは在来種だが)「自然や魚を大切にする考え方を子供たちに教えよう」ということから、フォトコンを推進している。それが富士フィルムU.S.A.のいうFPRプログラムだ。

 本サイトBassfishing, My Lifeで「(日本では)新聞とかテレビでも『バスは害魚です』って教えるわけだろ…中略…『バスという魚が自然の中にいます』ってところからはじめないと」と、吉田幸二さんが語っている。国内でも子供たちに自然界の仕組みや自然保護の大切さから教えるべきではないかと思う。
 ちなみに、このFPRプログラムに協力している「フックト・オン・フィッシング」は、悪い道にそれないで、“釣りと掛け合おう”というコンセプトのもと発足したもの。アメリカでは「ドラッグじゃなくて、釣りを楽しもうよ」といったテレビCMも放送している。
 バスが100%害魚ではないとはいいきれないが、人間の方が魚や動物をはじめ、自然界には害だ。これをいいはじめると終わらないが、人間が自然を破壊してきたことは、100%正しい。まずは、正しいことから子供たちに教えた方がいい。中途半端な条例や決めごとにはウンザリする。

 話は変わるが、校庭のない都会の幼稚園児や小学生は可哀相だと最近結構感じている。ネットが張られた校舎の屋上で体育をしたりする。ボクは現在埼玉県に住んでいるので、空き地や畑、田んぼもいっぱいある。校庭の広い学校もいっぱいある。だが、近所の小学生は、わざわざ2時間もかえて都内の校庭のない学校に通っている。その子のお父さんは、「広場で遊びたければ学校から帰ってからでも遊べるし、週末もあるしね。私がどこかに連れてってあげられるし」というが、普通に帰ってきてもすでに夕方で、習い事のある日などは……。この子は、セミを獲ったこともなければ、クワガタを飼ったこともないらしい。田舎育ちのボクには、「都会の子供ってスゴイなぁ〜」と思った。全部がこうではないにしろ、やっぱりスゴイ。ちなみに、彼は魚はクサイから嫌いらしい。最高レベルの教育を子供に与えることも大切だろうけど、これも結構ハードコアな生活だ。田舎生活と都会の生活。どっちがイイとは言いがたいが、これも難しい問題であることには間違いない。

Posted by DODGE at 2003年12月16日 20:31 in 2002.1〜5月