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アメリカで活躍するアングラーたち第2回 桐山孝太郎(1)

 「Kiriyamaって誰?」。
おそらく、5年前のバスフィッシング界において桐山孝太郎の名を知るものは皆無だったはずだ。
しかし、現在の彼は多くのアメリカ人アングラーから“コータ”と呼ばれ、
これまでの日本人アングラーが成し得なかった実績を重ね続けている。
そんな彼が、今年も快挙を達成してくれた。
“出場することが夢”とまでいわれるB.A.S.S.バスマスタークラシック。
この夢の大舞台に、なんと3年連続で出場することになったのである。
そんなコータの素顔を紹介しよう。



























 
  「自分の知らない言葉を話している人たちを見て、すごく興味をもったんですよ」。千葉県成田市で生まれ育った桐山にとって、アメリカは遠くて近い存在だった。成田空港近くにあるアルバイト先のホテルで外国の人たちを間近に感じていた桐山。
 そんな桐山が高校を卒業して目指したのはアメリカだったという。「英語も話せませんでしたし、お金もほとんどありませんでしたから……今考えると無謀でしたね」。当時を思い出して笑う桐山が最初に足を踏みしめた地はニューヨークだった。
日本では少年時代から印旗沼などでバスフィッシングを楽しんでいたという桐山。しかし、彼が話しているように渡米したころは生活するのが精一杯で、バスフィッシングどころではなかったそうだ。

 その後、ニューヨークの大学に入学、そして卒業した桐山はカリフォルニアへと移り住んだ。ここでの桐山は日本のルアーメーカーの仕事をこなしながら、トーナメント参戦の機会をうかがっていた。そして、1998年1月にアリゾナ州レイク・ハバスで開催された、B.A.S.S.ウエスタンインビテーショナル(現在のオープン)に初出場を果たした。
 

 

 
 
 
2000-2001シーズンでは、2年連続でウエスタンインビテーショナルからクラシック参戦を決めた。アメリカ西部地区ではトップクラスに君臨している 2000年は4位入賞を果たした。2001年のクラシックでは活躍できなかったが、2年連続で全米に名を知らしめた。2002年は三度めの正直で上位入賞をねらう すでにアメリカ西部地区では上位入賞の常連となっている。“コータ”の名を知らないアングラーは皆無といえるほどなのだ
             
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