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キャロライナリグ
SOUTH CAROLINA RIG
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サウス・キャロライナリグ。通称キャロライナリグは、比較的ヘビーなタックルとヘビーなシンカーを使用するメソッドで、メインのラインとリーダーを二分化させることで、リーダーの先端にセットさせたワームをシンカーのウエイトに関係なくフリーの状態で泳がせることが特徴だ。ここでは、このリグを作り上げる方法を書いているが、メソッドとして、多用されるシーズンとそうでないときにわかれる。現代のキャロライナリグは使用方法も細分化され、一昔前に比べると多数のアングラーが使用するようになったリグでもある。
キャロライナリグは、中通しオモリやバレットシンカー、リーダー、スイベル、ビーズを使用して作り上げる。
まず最初に、アングラー自身が適当だと思うだけミチイトを切ってリーダー部分を作る。このとき、リーダーの長さは基本的には20〜80cm。そのフィールドのコンディションやバスの活性具合によっては、100cmくらい取ることもある。ミチイトに中通しオモリ→ビーズの順番で通し、スイベルに結ぶ。
次に、リーダーをセットする。リーダーの先にはフックを結ぶワケだが、フックはオフセットフックがおススメだ。理由は下記のとおり。
このリグにセットするシンカーは、重めのものが多い。なぜなら、キャロライナリグはロングキャストして、ボトムをズルズルと広範囲に攻略するところがポイントだからである。そのため、ロングキャストしたときにフックからワームがズレにくいオフセットフックが最適なのだ。
ワームのアクションはリーダーの長さによって変化する。ショートリーダーの場合、ワームはシンカーに引っ張られるように動くので、キビキビとした素早いアクションを見せる。ワームのマテリアルやシェイプによってスイミングバランスやダート幅は変わるが、ロングリーダーの場合リーダーの遊びがある分、左右上下への自由な動きが可能になる。
また、キャロラナリグには2タイプあり、通常のキャロライナリグとヘビーキャロライナリグ(通称ヘビキャロ)がある。この判別のしかたとしては、一般的に1/2oz(14gor4号)以上のシンカーを用いる場合に、ヘビーキャロライナリグと呼ばれることが多い。また、軽めのシンカーとライトラインを用いたものをライトキャロライナリグと呼ぶこともある。
キャロライナリグで多用されるワームのシェイプは、フリーの状態でナチュラルに泳ぐように、ストレート系が多用される。フレンチフライタイプやソフトプラスチック・スティックベイト・タイプのワームは、左右へのダートが重要となる。さらに、グラブやカーリーテールを使用すると、左右へのダートというよりむしろ、上下の動きが勝負になる。
他のリグに比べ重めのシンカーを使用するので、ロッドはミディアムヘビー以上のものをおススメしたい。また、ロングキャストをするためには、7ftくらいあった方がキャスタビリティーもアップする。
さらに豆知識。先にも書いたように、現在、一般的にキャロライナリグと呼称されるリグは、本来、サウス・キャロライナリグと呼ばれている。ただし「ノースキャロライナリグ」というものは存在しない。
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