後ろに見える岩山の白くなった部分、これが減水した証拠。2年前までは、あの高さまで水位があった
 
マイク・ボールドウィン。現在14位
 
香取さん(右)とホーク
 
井出さん(左)とハイト
 
マーク・カイルは現在9位。明日はどこま順位を伸ばせるのだろうか
 
桐山さんの快進撃には観衆や選手の驚いていた
 
もう1人の日本人ボーター選手、北出弘紀さん
 
池谷さん(左)とマーレー
 
鈴木さんは昨年、レセプション・デーのペアリング抽選会でエレキをゲットしている。今年はビッグフィッシュ賞を獲得。やるじゃん
 
名実ともに世界トップレベルのロハス。明日は、池谷さんに同船
 
U.S. OPEN特別号のウェスタン・アウトドア・ニュース。WON BASSの母体です。この特別号には、一応、参戦選手全員の氏名などが掲載される
 
ドビンスは、最終日、どこまで上り詰められるのか!?
  
U.S. OPEN 2003 2日め

 昨日、レイク・ミードを吹き荒れた風は弱まる方向に進んでいる。スタート時点は心地よい程度の風だったが、それでも午後からはまた吹きはじめた感じだ。ただし、グランドキャニオンに囲まれたフィールドだけに、この程度の風は予想の範疇と捉えられる。むしろ、減水状況の方がウエイトに大きく影響している。
 気温はそれほど高くもなく、例年どおり。一方で、朝は雲が出ていたため雷が心配されたが、実際は雷も起こらなかった。
 
 さて、2日めとなれば最終日を目前に控え、上位入賞を射程距離範囲内に収めておきたい。そういった意味で、2日めにある程度上位にくい込められれば、最終日に臨むにあたって心理的にラクになる。

 本日最大の注目は、U.S. OPENにおいて唯一のスリー・タイムス・チャンピオン、マイク・フォークスタッドの快進撃だろう。前日は55位という不本意な順位だったが、一気に22位にまで上り詰めた。2001年、2002年度の覇者でもあるフォークスタッドは、3年連続、そして4度めの優勝を成し遂げられるのだろうか!?

 ジャンプアップといえば、桐山孝太郎さんの猛威も驚異的だ。初日68位だった彼は、破竹の勢いで19位へとコマを進めている。大健闘といえるだろう。そしてMr. WON BASS(?)ことゲーリー・ドビンスは昨日22位であったが、2日めは3位でフィニッシュ。彼は今日、10.1Lbという初日のトップウエイトを上回る5尾のバスを持ち込んだ。

 昨年に続き、U.S. OPENへ2度めの参戦となったW.B.S.の香取潤一さんは、2日め、ロイ・ホークと同船。ホークは現在暫定10位、香取さんはAAA部門35位に入っている。
 井出博さんは、ブレット・ハイトと同船。不運にもハイトは体調不良で現在のところ成績はイマイチ……(実は、井出さんはハイトとプラクティスを共に行なった)。
 
 鈴木美香さんは、なんと初日首位のクリフォード・パーチと同船した!パーチはウエイトを落とすことなく2日めもトップを守っている。鈴木さんは現在9位。入賞圏内である。また彼らは4尾のみのウエイインとなったが、ビッグフィッシュ(2.78Lb)を持ち込み、ビッグフィッシュ賞を獲得した(ビッグフィッシュ賞は毎日ビッグフィッシュをウエイインしたトップ5組に贈られる。ちなみに同賞は2000ドル)。鈴木さんは、明日(最終日)ブレント・エーラーと同船する。
 池谷修一は、ジョン・マーレー(U.S. OPENで優勝2回、バスマスター・クラシック30位)と同船。マーレーは現在15位、池谷さんは73位につけている。明日、池谷さんはディーン・ロハスと同船する。羨ましい限りだが、こういった有名選手と同船できる可能性が高いのも、U.S. OPENのオイシイ部分だ。

初日ボータートップ5
1位:クリフォード・パーチ(19.37Lb)
2位:ジョン・カー(18.34)
3位:ゲーリー・ドビンス(17.31)
4位:パット・クレメント(16.51)
5位:リッチ・アイノーロ(15.50)

2日めボーターの順位
2日めAAAの順位
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