WON BASSトーナメント・ディレクターのマイク・ケネディー
 
レセプション風景。ルールや組み合わせの発表がある
 
トッププライズ用のピックアップとレンジャーボート
 
初日をリードしたクリフォード・パーチ
 
U.S. OPENにてスリー・タイムス・チャンピオンのマイク・フォークスタッドは55位と不調
 
ユタ州出身のロイ・ホークは8位につけた
 
桐山孝太郎さんは68位と出遅れている。2日め以降の追い上げに期待したい
 
4位につけたデニス・コレンダー
 
basswaveでもお世話になっている野本淳さんは、AAA部門で参戦。初日62位
 
U.S.OPENで優勝経験のあるリッチ・タウバー(左)と今年BASSのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したマーク・カイル(右)
 
レイク・ミードの湖畔に自宅を構え、U.S.OPENを2度制覇しているバイロン・ヴェルヴィック。初日7位
 
   
WON BASS
U.S. OPEN 2003 初日


 1981年にスタートしたU.S. OPENは、世界最大のバスフィッシングのオープン・トーナメントである。何を基準に「世界最大」なのかといえば、それはやはり賞金額にある。オープン形式の大会で優勝賞金が10万ドル、およそ1200万円というから、一攫千金をねらうアングラーも多い。
 初年度から単純計算すれば今年で22年めとなるが、1991年と1992年には主催者がU.S.OPENの開催から撤退したため、2年間のブランクがあった。ゆえに、U.S.OPENは今年で20回めの大会となる。
 U.S. OPENについての詳細は当サイトの「U.S. OPEN特設ページ」を見てもらうことにして、ここでは2003年度U.S. OPEN初日の状況と結果をお伝えしよう。

 まず、開催湖はネバダ州レイク・ミード。開催日程は9月8〜10日の3日間である。
 レイク自体のコンディションは、前代未聞と言っていいほどの減水状態で、同湖を熟知するアングラーですら厳しい状況に立たされている。一昨年から続く低降水量がコロラド・リバー水系に影響を及ぼしていることと、カリフォルニア州への水の供給が年々増加し、この大減水を巻き起こした。
 そして風の影響も番狂わせの原因の1つとなっている。自分のエリアに到着すると強風の影響でそのエリアが使えず、転々とするもやはり時間に限りがあり、結果はイマイチで初日を終えた選手も多い。特に会場から遠いエリアを持っていたアングラーは痛恨のスタートとなった。

 また今年は昨年に比較すると参戦者数も減っている。昨年は340名が参戦したが、今年は274名と約2割少ない。これについては、いろいろと見方があるのだろうが、1つにはジェイコブス・カップ(9月10日から開催されるFLWツアーのチャンピオンシップ)の開催が影響している。大会に関係するメーカーや契約プロなどがその大会と平行して行なわれるショーに参加するからだとウワサされている。
 さて、初日の傾向としては、例年に比べ、ウエイトが伸び悩んでいることだ。バスのコンディションはよく、個体数も増加傾向にあるというが、キーパーサイズをキャッチするのが難しいようだ。昨年の優勝ウエイトは22.59Lb。今年はこの先どうなるのだろうか。2日め以降に期待がかかる。

初日ボータートップ5
1位:クリフォード・パーチ(9.51Lb)
2位:スティーブ・デイビーズ(9.44)
3位:ジョン・カー(9.29)
4位:デニス・コレンダー(9.08)
5位:パット・クレメント(9.06)

初日ボーターの順位
初日AAAの順位
WON BASS サイト
basswave U.S. OPEN特設ページ