レイク・ミードとは!?
   
第1回(1-2)
 レイク・ミードは、北米を代表する大河、コロラドリバーの中流域にあるリザーバーである。このコロラドリバーは、コロラド州に端を発し、ユタ州、アリゾナ州、ネバダ州、さらにはメキシコを通り、最後はカリフォルニア湾へと流れ込んでいる。その流域には、数多くの有名リザーバーが存在し、B.A.S.S.をはじめ、多くのトーナメント団体がそのレイクで大会を開催している。
 さて、レイク・ミードは、そのコロラドリバーの一部を堰き止めたフーバー・ダムによって誕生したリザーバーで、ダムの着工は1940年代にはじまった。ミードという名は、
そのダム建設の責任者であるエルウッド・ミード氏から取ったものだという。
 現在、レイク・ミードはラスベガスをはじめとした流域都市の水源であり、水力発電の場でもある。アングラーにとっては、ゲームフィッシングが盛んに行われることで有名だ。また、B.A.S.S.Bassmaster Classicの第1回大会が開催されたのも、このレイクである。なんと、これは42年前のことだ。そして、現在でもB.A.S.S.をはじめとした各団体のトーナメント開催レイクとして使用され、全米レベルにおいても有名なフィールドだといえるだろう。
↓クリックするとフォトが開きます
↓クリックするとフォトが開きます
ラスベガスという町
 U.S.OPENが開催されるレイク・ミードはあのグランドキャニオンの下流域にあたる。周囲を砂漠に囲まれた独特の景色や、全米最大規模のダムであるフーバーダムを見物するため、全米はおろか世界中から観光客が集まる。この観光客たちの滞在地となるのが、ギャンブルとショービジネスの町ラスベガスである。
 ラスベガスは、まさに娯楽の街だ。ギャンブルがキライな人でも、テレビゲーム感覚でつい挑戦したくなる雰囲気を持っている。また、街自体が観光で成立しているため、ショッピングモールやレストラン、小規模の遊園地やエンターテイメントが多い。
有名ブランドが軒を並べ、世界的に名の知られたミュージシャンたちのライブも、毎日のように行われているのだ。
 海外旅行の経験がない人は、「アメリカは危ないところじゃなのか!?」と思う人もいるだろう。だが、ラスベガス市街はアメリカ国内でももっとも安全な町だといえる。なにしろ観光が第一の産業なので、治安の維持には余念がないのだ。ネオンが光り輝く町中では自転車に跨がった警官たちが常にパトロールしているし、なにより真夜中でも人通りが絶えない。そういう意味では、バスフィッシングだけを楽しむにはもったいない場所といえるかもしれない……。
↓クリックするとフォトが開きます
↓クリックするとフォトが開きます
←BACK
TOP 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回
第7回 第8回 第9回       basswave.jp