ゲーリー・ドビンス・インタビュー
 
ゲーリー・ドビンス(Gary Dobyns)は、アメリカ西海岸のトーナメント団体を中心に参戦するプロアングラーだ。西海岸を中心にして活動しているため、全米レベルでの知名度が高いとはいえないものの、彼は1999年のB.A.S.S. Bassmasters Classicにクオリファイされたことがあるほどの実力者である。
 ドビンスは、特にカリフォルニア北部のアングラーの間では知らぬ者がいない存在といっても過言ではない。B.A.S.S.トーナメントを含めた数多くのトーナメントで優勝経験をもっており、ごく最近では6月8〜9日に開催されたWON BASSノーザン・リージョンのレイク・ドン・ペドロ戦でも見事優勝。その強さは衰える兆しを見せない。
 多くのプロが“さらに上”を目指してB.A.S.S.バスマスターツアーやF.L.W.などに挑戦していく中、ドビンスはあえて西海岸にとどまっての活動を続けている。今回のインタビューではその理由や、現在の西海岸におけるトーナメント事情などを答えてもらった。
 彼はWON BASSのノーザン・リージョンでアングラー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、しかもトーナメント優勝は8回という快挙をなし遂げている。このインタビューでは、そんな彼の強さの秘密を探ってみたい。
 
basswave:まずは、WON BASSノーザン・リージョンのレイク・ドン・ペドロ戦での優勝おめでとうございます。同大会はどんなパターンや戦略を持って挑まれたのですか?
ゲーリー・ドビンス:実は、私自身ドン・ペドロではあまり釣りをしたことがないんだ。このフィールドで釣りをするときは、決まってトーナメントのときだけで、プライベートでは行かない。自宅から遠いというのが、一番の理由だな。だから、大会前は自分にとってタフなトーナメントになると思っていたし、本戦では毎日リミットを揃えることを念頭に置いていた。まずは他のアングラーに叩かれていないエリアを捜すことが、本戦で最初の仕事だった。すると、見かけはよくないながらも、かなりの量のベイトフィッシュがいるエリアを見つけられた。その日、私は最高のパターンを知っていたわけでもないし、とりあえずこのエリアでトライすることを決めたんだ。言うまでもなく、ベイトフィッシュは重要だからね。ドン・ペドロにはトラウトが棲息しているんだけど、トラウトはベイトを捕食する。でも、バスはトラウトとベイトの両方を捕食する。それで少し大きめのミノーを使ってみたら、朝の早い時間帯にリミットが揃えられたから、ディープに移動した。それが今回のメインパターンだね

basswave:ただ、basswaveの読者はあまりレイク・ドン・ペドロのことを知らないので、イメージできるように説明してもらえますか?
ドビンス:レイク・ドン・ペドロは、カリフォルニア州のモデストという町から1時間ほど南に下った場所にあるフィールドで、近くにはオークデイルという町がある。それでも45分くらいかな。レイク自体はショアラインが160マイルくらいで、バス、トラウト、サーモン、クラッピー、ブルーギルやキャットフィッシュが生息している。週末にもなれば、アングラー、ウォータースキー、ハウスボート、ウインドサーフィンなどを楽しむ人々で、水面はボートでごった返す。このフィールドが人気なのは、周りに550を越すキャンプ場があることと、2つのフルサービスのマリーナがあるからなんだ。
 基本的にドン・ペドロはクリアウォーターで、ダムサイト近くなら25ftくらいの透明度がある。それでも魚の個体数は多いほうで、夏場に釣れるバスのアベレージは1.5ポンドくらい。でも、私は10尾のトータルを23ポンドで優勝しているし、10ポンドオーバーもたくさん目撃しているから、ビッグフィッシュもたくさん潜んでいる。

basswave:ドビンスさんは、このドン・ペドロ大会を制したことで、WON BASSトーナメントでは8回めの優勝となりました。この8回の優勝というのは、同団体におけるニュー・レコードです。
ドビンス:非常に嬉しいよ。しかも、自分が現在メインにしている団体でそのレコードができたんだ。西海岸にはジョン・マーレイという強いアングラーがいる。彼も7回の優勝を経験しているんだ。だから、彼も含め他のアングラーにこのレコードが破られる日も近いかもしれない。ただし、私は楽しんで釣りがしたいし、レコードだけに気を取られたくはない。一番いいのは、自分で自分のレコードを破ることだね。

basswave:さらに、今年はWON BASSノーザン・リージョンのアングラー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。それも素晴らしいことなのですが、今年の成績はもっとスゴイと思います。第1戦から順に、

3位、6位、11位、1位と、最高のポジションで年間を釣り通しました。これがすべてドビンスさん自信の得意なレイクかといえば、そうではないはずです。単純な質問ですが、どうすればこのような成績が取れるのですか?
ドビンス:まず重要なことは、「どれだけ釣りが好きなのか!?」ということだね。私はバス釣りが好きだから、バスをたくさん釣りたい。それが一番の理由で、二番めは競技することが好きなんだろうね。タイプの違ったフィールドで釣りをするのは楽しいし、同じフィールドで釣りをしているのは絶えられない。プライベートで釣行するほど好きなフィールドは、カリフォルニア州サクラメント郊外にあるクリア・レイク、サンフランシスコ・ベイにあるカリフォルニア・デルタ。水位の変動が激しいリザーバーも、変化があって楽しいよね。
 競技中にしろ、プライベートにしろ、いい釣りがしたいから、そのフィールドを釣り切るくらいの自信を持てるよう、充分な時間をとって練習することだと思う。大会に向けたプラクティスなら、その瞬間、瞬間に何が水面下で起こっているのかを把握しないといけない。だから、練習あるのみで、近道はない。
 私が常々大事だと思っていることは、他のアングラーがどんな釣りをしているのかを考えるのではなくて、魚のことを考えることなんだ。いつも思っていることは、魚との勝負であって、他のアングラーではないということ。これをいつも頭の中に入れておけば、「他のアングラーはどれくらい釣っているんだろう?」とか、余計な心配をしないから集中力の妨げにならない。
 あとは、「バスをたくさん釣ってやろう」ということで、「優勝するんだっ!」とは一切考えていないことだね。答えになってるかな?

basswave:充分答えになってます。興味あるお答えでした。ただ、Western Bassにも参戦されていますが、こちらも今シーズン最終戦に向けて調子がよければ、アングラー・オブ・ザ・イヤーを獲得できそうな雰囲気です。これはただ単に“ラッキー”という言葉では収まりません。トーナメントにおいて、一番重要視していることは何でしょうか?
ドビンス:私はアグレッシブな攻めの釣りが好きなんだ。だから、最初に捜すのは、シャローでのバイトだね。バスは必ずシャローに上がって捕食するから、トップウォータールアーからはじまり、ミノープラグ、スピナーベイトなどを多用して広範囲にシャローのアクティブフィッシュを捜し出す。でも、冬になるとそのパターンも厳しくなる。だからディープのバスもねらうけど、ディープをねらう理由はベイトフィッシュがディープにいるからなんだ。たとえば、真冬にレイク・オロビルで釣りをするとしよう。メインのベイトはポンド・スメルト(ワカサギ)だ。彼らはかなりディープにいるけど、スレッドフィン・シャッドは、やや浅いレンジにいる。こういうベイトの動きを知っておくことも重要だね。
 プラクティスの初日には、レイク全体を釣り廻ることにしている。シャロー、ディープ、スロー、ファストと全体を通してトライしたら、今度はその日得た情報を細分化していって、どのパターンを最優先すべきかを考える。プラはできるだけ2日間やって、2日めはバックアップのパターンを捜すようにしている。自分の好きなパターン(シャロー)をメインに捜すけど、ダメならディープの釣りに対応できるようなバックアップを捜し出すんだ。

basswave:昨年の暮れにあったB.A.S.S.のウエスタン・オープンでは、当初出場される予定だったと聞いていましたが、出てませんでしたよね。何かケガをしたと聞いたのですが。
ドビンス:昨年の9月にAVT(オール・テライン・ビークル:いわゆるバギー)に乗っていて事故を起こしたんだ。山を走るのが好きなんだけど乗っていたら転倒して、ATVが自分の上に落ちてきたんだ。この事故で肋骨を4本と脾臓(ひぞう)をやられたんだ。これが完治するのに11月までかかってしまった。

basswave:その後、B.A.S.S.のウエスタン・オープンには出てませんよね。
ドビンス:あの事故のおかげで第1戦を無駄にした。ポイントも稼げないし、Bassmaster Classicにもクオリファイされないとわかったから、B.A.S.S.はスキップして、他のトーナメントに集中することにしたんだ。

basswave:Classicといえば、1999年でしてか、ドビンスさんがシャスタ・レイクで優勝した年、Classicにクオリファイされましたよね。
ドビンス:Classicに出場するのは、すべてのバスアングラーの夢だと思うんだ。 Super Dome(ルイジアナ州デルタで開催されたClassicで使用されたウエイイン会場)でのウエイイン、何千、何万というファンが拍手を送ってくれる。あれは絶対に忘れないし、最高の経験だった。Classicのステージに立つことは、誰でもスーパースターになった気分にさせてくれる。サインが欲しくて待っている列の長さも半端じゃないんだ。Classicはすべてが、アンビリーバブルなんだよ。その中でもキッズ・デーが一番好きだね。プレスやメディア、主催者もよくしてくれるし。でも、精神的に結構疲れるんだ(笑)。楽しいんだけどね。

basswave:そのB.A.S.S.はウエスタン・オープンの廃止を決定しました。このことに対して、ドビンスさんの意見を聞きたいのですが……。
ドビンス:彼らが西海岸から去っていったことは、彼らにとってよくない判断だったと思うよ。確かに、彼らが望んでいた分だけの参戦者数は得られなかったかもしれない。それもわかっていたことなんだ。でも、他のオープン戦(セントラルとイースタン)からはClassicに5名クオリファイされるけど、ウエスタンは4名。Bassmaster Tourへの繰り上げに他のオープン戦からは25名だったけど、ウエスタンは20名だった。それは参戦者数に合わせてそうしたなら、それでいいと思っていた。
 また、西海岸ではプロアマ方式の大会が主流で、B.A.S.S.はドロー方式を採用していた。私たち西海岸のプロアングラーは、しきりに「プロアマ方式を採用してくれ」と頼んできたが、ずっと無視されたんだ。私たちはB.A.S.S.から平等に扱われていたとは思えないし、B.A.S.S.が次回西海岸に戻ってきたとき、さらに参戦者が減っていると思う。B.A.S.S.が撤退したことで、多数の選手が落胆したし、もうすでにいいイメージを持ってないんだよ。

basswave:今までにたくさん優勝経験があると思いますが、その中でも特に思い出となっているものはありますか?
ドビンス:私の中で思い出に残っているトーナメントは、自身自身としては全然ダメなはずだったのに、最終的には勝ってしまったときのものだね。1990年、私の最初のWest Coast Classic、デルタで開催されたときもそうだった。その当時は、まだデルタでの釣り方をよく理解してなかったし、優勝の二文字はまったく予想していなかった。1999年にこれもデルタで開催されたWON BASS Classicもスペシャルな思い出だよ。何がスペシャルかといえば、スナッグプルーフのフロッグで勝ったからだ。大会中なのに、スゴく楽しかったし、フロッグの釣りはスゴくエキサイティングで好きだしね。
 B.A.S.S.のシャスタ戦も先が読めなかった。天候の変動が大きくて、最終日には2日めまでのトップ選手たちが平均5ポンドくらいでウエイインしていた。だから、ウエイインが終了しても最後の最後まで誰が優勝したのかがわからなかったんだ。
 1998年の2月、クリア・レイクのトーナメントは、ある意味記憶に残っている。最終日の終了時間間際に、パターンを変えてみようと思った。初日は28ポンドでトップだった。キャロライナリグとスプリットショットリグでロックパイルを釣り続けていた。シャローとディープを行ったり来たりだったパターンが、最終日には通用しなくなった。バスが全然シャローに上がってこなくなったんだ。午後1時30分くらいに小さい魚が1尾だけライブウェルに入った状態で、やっと「これはヤバイぞ!」って思いはじめた。確かに気づくのが遅かったんだが、気づいたのがよかった。今までのパターンを全部捨てて、レイクの反対側に移動して、ミノープラグを投げてみたんだよ。そうしてら、偶然バスのスクールらしきものにあたって、結局29ポンドをウエイインできたんだ。そのときは、たったの5投で2尾の4パウンダー、1尾の5パウンダー、1尾の6パウンダーをキャッチして、ボート際で6パウンダーを1尾逃がしてしまった。
 まぁ、でも一番の思い出といえば、息子と一緒に出場したトーナメントだね。このとき、彼はまだ13歳だった。「家族思いのイイ話だろ?」と言うかもしれないが、これはそんなもんじゃない。ダブル・フックアップで、2人が同時に「ネット!」と叫んだんだ。フックアップして2人が四苦八苦していると、息子のバスがジャンプした。スモールマウスの5パウンダーだったんだよ。私のバスもラインブレイクにならんばかりに、ファイトしていた。でも、先に息子のバスをネットに入れて、私はとりあえずエレキでバスを追っかけた。上がってきたのは、なんとラージマウスの12パウンダーだった。あの大会では余裕で優勝したよ。

basswave:話は変わりますが、それほど釣りが上手であれば、全国区のトーナメントでも通用すると思うのですが、そのようなことが頭によぎったことはありませんか。西海岸を中心に釣りをする人たちの中には、「家族と離れてまで……」言う人もいますが。
ドビンス:まったくそのとおりだよ。私自身も家族から離れて、遠くの土地で開催されるトーナメントに出ようとは思わない。西海岸にはいいフィールドがたくさんあるし、こっちの団体だって向こうに負けないくらい、いや、彼ら以上にいい団体が多いと思う。だから、こっちのいい団体に参戦するので充分だし、プロモーションであちこちを廻ることにも時間を費やせるしね。東海岸にもいいフィールドはあるけど、こっちの生活を犠牲にしてまで挑戦したいとは思わないんだ。

basswave:では、家族のことを教えてください。家族と釣りに行ったりしますか?
ドビンス:ワイフのキャシーは、まったく釣りはしない。娘のミランダは小さなときに少しだけしていた。彼女は今22歳になった。息子のリチャードは、トーナメントアングラーになっている。昔は一緒にトーナメントに出場したりしていたけど、今は一人でやらしていて、釣りに関してはまったく助けていない。理由はまずはカレッジに行ってほしいから。総合的に見れば、彼のほうが私よりグッド・アングラーなんだよ。頭の回転も速いし、パターンを読むのも上手い。彼が6歳のときに一緒にトーナメントに出はじめて、チーム・トーナメントでアングラー・オブ・ザ・イヤーも何度も獲得しているんだ。

basswave:オールド・デイズのフィッシング・パターンと現在のものを比べてみると、ライトリグで釣る機会が増えていると思います。特に西海岸ではドロップショットリグも定着し、ワームを使用するアングラーも多いですよね。それでも、ドビンスさんはミノープラグを使用している時間が長いほうだと思うのですが。

ドビンス:どんなアングラーであれ、自分が得意とするテクニックを持っていて、それを進化させて釣果に結びつけたいと考えている。ただし、どこのフィールドでもいい釣果を上げたいなら、オールラウンドなアングラーになるべきだと思う。やっぱり練習が一番なんだよ。それでも個人個人で得意なテクニックがあって、自信を持ったテクニックがある。私にとってその自信は、ミノープラグから来ている。一般的に“ジャークベイト”といわれるルアーが出てきたとき、私は早くからそのポテンシャルに注目していた。現在は、ラッキー・クラフト社のステイシーとポインターが一番だね。

basswave:日本でステイシーなどロングリップのミノーを使用するときによく聞くテクニックは“ポンプリトリーブ”ですが、ドビンスさんはどのように使用されますか?
ドビンス:私がメインに使用するのは、ステイシー90とポインター128の2つ。フェイバリット・カラーはチャートリュース・シャッドとゴースト・ミノー。オーロラ・ブラックとアメリカン・シャッドもよく使うほうだと思う。マッディウォーターのフィールドでは派手なカラーのものをチョイスして、クリアウォーターでは、ナチュラル系を使う。ステイシーを使うときは、リップの裏の先にサスペンドット(シール状の板オモリ)をつけて、フックをすべて#4にチェンジしている。このチューニングで私は、さらにディープなレンジをカバーしているんだ。この程度のチューニングならアクションの妨げにはならないしね。
 ただし、ルアーより重要なのはロッド・チョイスなんだよ。ジャークベイトにはジャークベイトにあったロッドを選びたい。私はGルーミス社のCBR845。これはステイシーにパーフェクトなんだ。CBR847はポインター128に合っている。ただ、このロッドは他のルアーにはちょっと硬い。
 
basswave:ラインはどうですか?
ドビンス:ラインも結構重要だよ。ステイシーには10ポンドのモノフィラメント、ポインターには12ポンドのモノフィラメントを使っている。これより太いラインだとアクションが悪くなるし、これより細いと伸びや擦れでラインが切れやすい。

basswave:アクションのリズムには特殊なテクニックはありますか?
ドビンス:特に難しいテクニックはないけど、イレギュラーにチョンチョンとやるようにはしている。リズムとしては“ジャーク、ジャーク、ポーズ。ジャーク、ポーズ。ジャーク、ジャーク、ポーズ”という感じが多いかなぁ。スピードはバイトがあるまで、いろいろと変えてみるようにしている。水温が低いときは、ジャークをスローにして、ポーズの時間も長くしている。バスがアグレッシブにルアーを追ってくるときは、相手にルアーだと気づかれるないように速めにジャークすることを心掛けている。

basswave:いわゆるリアクション・バイトですね。他に得意なルアーはありますか?
ドビンス:1ozのVPR PROスピナーベイトも好きだね。これは今まで使用してきたスピナーベイトで一番のクオリティーだと信じている。よく研究して作られているよ。トップウォータールアーも好きで、ザラスプーク、スナッグプルーフをよく使う。
 ここまで言うとハードベイト主体のアングラーかと思われがちだけど、フリッピングも好きだよ。ジグも好きだけど、最近のフェイバリットは6in ヤマセンコーのフリッピングだ。ヤマセンコーはホントに万能ルアーだと思う。

basswave:今年のU.S. OPENには出場されますか?
ドビンス:そのつもりでいる。ただ忙しくて、まだエントリーはしていない。U.S.OPENは楽しいから、絶対に出たいトーナメントに1つだよね。

basswave:お時間をいただきまして、ありがとうございました。最後にbasswaveの読者に一言お願いします。
ドビンス:インタビューに答えていると、改めて私は釣りが好きだってことがまたわかってきたよ(笑)。トーナメントであれ、フィッシングショーであれ、セミナーであれ、私はいつも一生懸命にやっている。それら1つ1つに発見があって楽しい。
 あと私は、西海岸で多いプロアマ方式のトーナメントが好きなんだ。アマチュア・アングラーから学ぶことも多いが、彼らが私たちプロから学んでくれて、プロアングラーとして活躍できるようになることをいつも祈っている。私にはプロとして、後任者を育てる義務があると思っているからで、子供たちに釣りの楽しさを伝えることは、もっと重要なことだとも思っている。
 だから、basswaveの読者も釣りの輪を広げてもらいたい。Enjoy this Sport!