◇せっかくきれいになったのに…
10月下旬から12月上旬にかけ、山形市青柳を流れる村山高瀬川に遡上(そじょう)するサケが年々増えている。地元で毎年、稚魚の放流を続けてきた成果とみられ、「川がきれいになった証しだ」との声がある一方で、今年は法律で禁じられた捕獲をする人も目立った。サケの死がいも増え、付近の住民からは景観を懸念する声が上がるなど、新たな問題も出てきた。【林奈緒美】
2006年10月20日の午前9時ごろ、湖北(こほく)省武漢(ぶかん)市の漁師・蒋(ジャン)さんが長江第三橋で漁をしていた時、300kgもあるカラチョウザメを誤って獲ってしまった。通報を受けた武漢市漁業管理所の職員たちが、直ちに現場に駆けつけて救出活動を行った。
全文表示 "<2006中国アニマル大集合>ひと網投げて獲れたのは、300kgのカラチョウザメ" 水資源機構川上ダム建設所(伊賀市)の保護池で、国の特別天然記念物、オオサンショウウオが5匹ふ化した。体長は約3センチで、水槽の中をスイスイ泳ぎ回っている。
2006年12月14日、重慶(じゅうけい)市の雲陽(ユィンヤン)県を流れる長江の支流・澎渓(ポンシー)河流域で、ホテイアオイとウキクサが大量に繁殖して川面を覆っている。
全文表示 "三峡ダムの貯水開始以来、繁茂する外来植物―重慶市" 大崎市鹿島台のNPO「シナイモツゴ郷の会」は9日、シナイモツゴを再発見(93年)した鹿島台広長のため池で、魚類の生息調査を行った。シナイモツゴはわずか27匹。同じく希少種のゼニタナゴは1匹も確認できなかった。食害魚のブラックバスは見当たらず、密放流はなかったが、なぜ2魚種が激減したのか別の謎が浮上した。
2006年12月1日、福建(ふっけん)省三明(さんめい)市を、大金河(ダージンホー)という豊かな河が流れている。ここは風光明媚な景色で知られ、国立公園にも指定されている地域だ。付近に住む村人は、昔から主に河の魚を捕って生活を営んできた。河はたくさんの魚を育み、漁師たちの暮らしが豊かなのはこの河のおかげだった。
全文表示 "怪獣か古代生物か?謎の生き物が河の魚を食う(1)―福建省三明市" ◇協会加盟52園館で
希少淡水魚を通して自然環境保護を訴える展示「いま、日本の淡水魚があぶない!」が、かごしま水族館で開かれており、絶滅の危機にあるヒナモロコなどが展示されている。1月8日まで。
【滋賀県】水揚げ量の激減で“幻の魚”とされる琵琶湖固有種のホンモロコの養殖に、草津市と地元農家らが連携して乗り出している。将来的に生産を軌道に乗せ、琵琶湖を抱える本場のブランド力を背景にした特産品の開発や、休耕田を活用した新しい産業の創出につなげていく構想だ。 (池田知之)
全文表示 "“幻の魚”ホンモロコを特産に 草津市と農家らが連携して養殖" ◇東京税関成田支署、パンフなどで呼び掛け強化へ 旅行客の土産、税関で任意放棄
今が旬で、フカヒレやスズメの巣と並んで中華料理の高級食材として名高い上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)。日本の生態系をかく乱するおそれがあるとして2月から持ち込みが規制されているが、成田国際空港では旅行客が土産として持ち込むケースは後を絶たない。東京税関成田支署は、パンフレットやポスターなどで、今後さらに呼び掛けを強化する方針だ。
わき水を守って淡水魚の生態系を守ることを考える「第2回淡水魚保全シンポジウム」(淡水魚保全研究会主催、環境省など後援)が18日、遊佐町中央公民館に、研究会員・一般約450人が参加して開かれ、会員の秋篠宮さまも出席された。
◇23日に観察会も?n 淀川河川敷に広がる浅い水たまりで、水辺の植物が魚類の繁殖に適している「城北わんど群」(大阪市旭区)について、国土交通省淀川河川事務所は16日、わんどの一つ(約3000平方メートル)からポンプで水を抜いて干し上げる作業を始めた。ごみの堆積(たいせき)やブラックバスなどの外来魚・植物の侵入による環境悪化が懸念されているため。干し上げは初めての試み。約1週間ほどで水位を下げ、12月までかけて環境調査やごみの除去、外来生物の駆除などを行う。
野生生物との共生を考えるシンポジウムが19日午後1時半から、滋賀県草津市下物町の滋賀県立琵琶湖博物館で開かれる。地域固有の動植物の保全の在り方について専門家が意見を交わす。先着200人で参加者を募っている。