2006年12月27日

大成建設、生態系に配慮した新自然再生手法を確立

 大成建設は生態系に配慮した自然再生手法を新たに確立した。動植物や河川を調査した上で、その土地に合った緑化の施工、生態系を保持できる都市開発の計画立案などにつなげる。住宅のビオトープから大規模な湿原や森林の保全まで幅広く事業展開し、関連する建設受注の拡大を目指す。

 自然環境の事前調査・解析、施工、その後の追跡調査を一貫して手がける。事前調査は緑化を計画する場所を中心に広範囲の土地で実施。衛星写真を使って樹林地、市街地、草地などの分布状況を明らかにする。地形、地下水の流れなどの環境情報も集める。
 その上で飛来する鳥類や気象条件を考慮し、最適な緑の量や配置を計画する。緑をあえて不均一に植栽するなど自然の生態系を意識した工夫を施し、多様な生物が根づくようにする。
 健全な自然環境であるかどうか判断する指標の一つとされる猛禽類の生態調査も行う。

+Yahoo!ニュース-産業-日刊工業新聞

Posted by jun at 2006年12月27日 13:05 in 自然環境関連

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