2003/8/21
BASS オープン戦
オフリミット制の廃止が決定


 
すでにノーザン戦では第1戦を終了しているが、今季からウエスタン戦も再開され、全4地区(ノーザン、セントラル、サザン、ウエスタン)でBASSはオープン戦を開催する。このシリーズはそれぞれが全3戦を行ない、いまだ詳しいことは決定していないが、各地区から上位十数名が12月に開催予定されているオープン・チャンピオンシップへクオリファイされる。

 さて、BASSは、今シーズンのオープン戦を開催するにあたり、ルールの改正を行なった。同シリーズに関しては、今季からオフリミット制を廃止するという。BASS 35年の歴史の中で、大会を開催する際、オフリミットがなかったことはない。経済的な問題や個人の諸事情でプラクティスが行えないアングラーがいる。オフリミットを設けていた理由としては、公平を計るためであり、そのためにオフィシャル・プラも開催してきた。
 ルール改正にいたった理由としては、「『プラができなかったから』と本戦にも姿を現さなかったアングラーがいた。団体をビジネスとして運営するとき、こういう理由の不参戦は避けたい」とトーナメント・ディレクターのトリップ・ウェルドンは語る。
 また、オフリミットを廃止することで、試合会場を行き来してプラをする必要が低減される。スポンサーを多く持たないセミプロ・レベルの選手にとっては、金銭的に助かるだろう。そして開催湖で普段ガイドを営むアングラーが、オフリミットの影響で一時的に職を失うこともない。アングラーが綿密にプラを行えば、開催都市にそれだけ長く滞在するわけで、その都市への経済効果も飛躍的に伸びる。
 ちなみに、FLW系の大会(FLWツアーとエバースタート)では、以前からオフリミットを持たない。
 バスマスター・ツアーとエリート50では、30日間のオフリミット制を来季も継続する。