2003/8/1
第33回BASS バスマスター・クラシック
豆知識

 
 
ルイジアナ州ルイジアナ・デルタで開催されるバスマスター・クラシックは、1999年、2001年に続きこれで3度めとなる。中2年のスパーンで開催が続いたフィールドは過去に前例がない(2年連続で同じだったことは、過去に2度ある)。
 さて、今年はバスマスター・ツアー、オープンが新フォーマットで開催され、その結果バスマスター・クラシックへのクオリファイ枠も増えた。今大会では前代未聞の61名が出場する。
 その61名の中に、過去のクラシックで優勝経験のあるのは、ジェイ・イエラス(2002)、ケビン・バンダム(2001)、デイビー・ハイト(1999)とマーク・デイビス(1995)の4名。
 今年はローランド・マーチンも出場している。彼は6度のアングラー・オブ・ザ・イヤーと19度のシングル優勝を修めているが、クラシックを制覇したことはいまだない。現在彼は63歳で、クラシック出場者のなかでもっとも高齢である。ちなみに今年で25回めの出場となり、続いてゲーリー・クラインは21回めだ。
 クラシック33年の歴史のなかで、クラシックを連続優勝したのはリック・クラン(1976と77)のみで、アングラー・オブ・ザ・イヤーがクラシックを制したのもマーク・デイビス(1995)の1回のみ。ということは、昨年の覇者であり今年年間優勝を奪取したジェイ・イエラスが優勝する確率は……。
 1999年に開催されたルイジアナ・デルタでのクラシック・ウイナーはデイビー・ハイト、2001年はケビン・バンダムである。
 ちなみに優勝賞金は20万ドル(昨年から20万ドルになった。それ以前は10万ドルだった)。
 
 ルイジアナ・デルタとは、ルイジアナ州の最南端にある湖やそれに繋がる河川、河口部からなるベイエリア一帯を示し、タイドとマッディー・ウォーターで有名だ。バスのアベレージは2〜3ポンドで、多数の出場選手は15ポンドを1日の目標ウエイトの目安としている。
 気候は温暖だが湿度は高く、非常に暑い。今年は例年に比べ水質がさらにマッディーでディンジーとも報告されている。エリアによっては、2時間のロング・ドライブも要する。
 デルタについては、こちらを参照
 
 昨年までクラシックは「BASSMASTERS Classic」と表記されていたが、今年からBassmaster Classicとなった。バスマスターの“B”のみが大文字で、バスマスター“ズ”の“S(複数のS)”が取れた。正しい表記は「the 33rd annual CITGO Bassmaster Classic presented by Busch Beer」だが、当サイトではわかりやすいようバスマスター・クラシックと表記する。
 また、バス・アングラーズ・スポーツマン・ソサエティーの略称「B.A.S.S.」は現在、シンプルに「BASS」とピリオドなしで表記されている。


出場者リストはこちら