2003/6/25
ハイテク・トラウト、釣り上げられる

 
驚異のニュースが6月8日付けのsunspot.netに掲載されていた。コンピュータをお腹に搭載したハイテク・トラウトが釣れ上げられた。
 
 ラリー・マットソンがレイク・スペリオール(ミシガン州五大湖の1つ)の最西部で釣り上げたのは、グッドサイズのレイク・トラウトだった。自宅に持ち帰り食べるためにさばいてみると、腹の中から小指大のコンピュータチップらしきものが出てきた。それにはタグがあり、とりあえずそのタグの電話番号に連絡を入れる。
 連絡を受けたのはビル・マッツ(五大湖・インディアンフィッシュ・アンド・ワイルドライフ・コミッション)で、彼と彼のチームがセットしたコンピュータだったのだ。2001年11月に124尾にセットしたが、現在彼のもとに戻ってきたのは、これで8つめ。
 このコンピュータは15秒毎に水温、水深を記録するスグレモノ。これによって、レイク・トラウトがどのような環境を好むのかをリサーチしているのだ。
 これまでに返還されたコンピュータは、トラウトのリリース地点から5マイルのところで捕獲されているが、マットソンが釣り上げたのは、リリース地点から150マイルも離れていた。実際にはこのコンピュータと同時にそのトラウトも研究所に返還しなければならないが、今度はマットソンがレイク・トラウトを胃の中に収めてしまっていた……。それでも彼は100ドルの報奨金を受け取ったらしい。

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