2003/12/2
アメリカ発ミシガンリグ

 
テキサスリグ、サウス・キャロライナリグ、フロリダリグなどアメリカ発祥のワームリグには、それらが発明・考案された州の名が付けられている、と言われている。長らく州名の付いたリグが出てこなかったが、ここにきて「ミシガンリグ」と呼ばれるリグがあるとBASSMASTER MAGAZINE(Oct.2003号)に掲載されていたので紹介したい。
 ミシガン州では州法により、シンカーをミチイトの先端に結び、その上に直接フックをセットすることが禁止されている。そのため、同州内のフィールドでドロップショットリグ(ダウンショットリグ)は使用できない。そこで開発されたのがミシガンリグというワケだ。同州法によると、「ミチイト上部にフックをセットする場合、3in以長のドロッパーを使用すること」とあるそうだ。
 写真を見てもらうのが手っ取り早い。
 今回はわかりやすいように、ドロッパーの結合部分は結んであるだけ。やりようによっては枝ハリス(海の仕掛けに多用される結び方)にドロッパーを結合したり、三つ又のヨリモドシ使用するのもいいだろう。また、ドロッパーとミチイトが絡む可能性もあるので、ドロッパーを細いチューブを通しておけば、絡み防止になる。
 ただ、このメソッドが我々日本人にとって新リグがと問われれば、そうでもない。関西では昔から使用されてきたリグの1つである。「今さら紹介しなくても……」と言われるなかれ。アメリカではこれが「ミシガンリグ」と呼ばれているというのを発見しただけでも価値があったと思う(クリックすると拡大されます)。