2003/10/31
エバースタート・チャンピオンシップ
2日め、ウェンドラントがトップに


 初日の朝に発生した濃霧が嘘のように晴れわたった2日め、エバースタート・チャンピオンシップ予選最終日行なわれた。ショートバイトに悩まされた初日、2日めも同じような展開が予測されたが、今日は昨日とは異なり、試合時間をフルに活用できる。やはり昨日の2時間遅れのスタートは選手のウエイトに響いていた。競技時間は長くなったものの、風が初日より強い。それが運の分かれ目となった。初日のトップウエイトを越えるリミットを持ち込んだアングラーもいれば、ノーフィッシュで帰着したアングラーもいる。タフであるには変わらないようだ。
 初日2位につけたクラーク・ウェンドラントは4尾で10Lb5ozを持ち込み、暫定トップに躍り出た。10位につけていたルー・トリートは12Lb4ozをウエイインし、暫定2位にジャンプアップ。3位にダン・マンスキー、4位にウェスリー・ストレイダー、5位にトミー・ディロンが入っている。
 
 本来、エバースタート・ルールでは2日めまでの合計ウエイトでトップ20以上が3日め(セミ・ファイナル)に進出する。しかし、今回はコ・アングラー部門の19位が3名にわたってタイになったため、ボーター部門の選手を繰り上げ、3日めには22名が進出する。
 クラーク・ウェンドラントは、「(初日も2日めも)私は某エリアを独占したかたちで釣っていた。誰も周りにこなかったし、今日は明日のためにバスをセーブした。(2日めはビッグウエイトが続出したが)そのパターンを彼らが明日もできるのかは難しいと思う。このレイクは私が釣った中で、ペースをキープするのがもっとも難しい場所かもしれない」とタフな状況を述べた。
 ウェスタン地区総合1位として乗り込んだブレント・エーラーは初日22位につけたが、2日めは31位に後退。3日めに進出することなく大会を終えた。彼は基本的に西海岸のプロサーキットを転戦するアングラーで、今回はじめて東海岸のフィールドで開催される大会に出場した。「状況がタフだったから、こっちのレイクがどんなものなのか、学んでいる場合じゃなかった。たとえば、水深5ftくらいのチャンネルが、何百mもショアから離れているエリアにあった。こういうタイプのフィールドは西海岸にはないから、ちょっと変な気分がした」と語った。

 コ・アングラー部門で出場している小東和裕さんは2日めノーフィッシュで帰着。しかし、初日の貯金が効き、11位でフィニッシュ。3日めに進出する。小東さんが明日同船するのは、11位で折り返したトニー・クリスチャン。彼はBFLオール・アメリカン(BFLのチャンピオンシップ)ウイナーでもある。