2003/10/15
ディズニー、PETAとタッグを結成
“フィッシュ・アー・フレンド”


 Ananova.comの10月10日付けのニュースによると、PETA(People for the Ethical Treatment of Animals ・動物愛護団体の1つ)がディズニー映画「ファインディング・ニモ」の権利を買い取り、「Fish are friends, not food」のスローガンとともに新たな活動をスタートしたと報道した。PETAはベジタリアンというひとつの生活方法論を幼児にアピールする方針だという。今後PETAはリーフレットを作成し、小学校などに配布。子供たちに魚を食べないよう訴えていく予定である。すでに「ファインディング・ニモ」グッズのパジャマには「Fish are friends, not food」のスローガンが使用されており、PETAのスポークスマンは「子供たちがこの映画を観たあとに、魚は海に属するものであって、食卓に上るものではないと賛成するのを望む」と語っている。

 このニュースのポイントは2つ。
 1つめは、BASSはESPNの傘下であり、ESPNはディズニーの傘下であること。ディズニーがこの方向性を支持するのであれば、BASSの肩身は自然と狭くなる。
 2つめは、このPETAのキャンペーンは「Fish are friends, not food」であるが、これが成立するのであれば、釣りも好ましくないという方程式が成立する点。もしこれが訴訟問題にまで発展すれば、魚類は本当に人間との友好感覚を察知できるのかが焦点となる。世界にはいろんな考え方の人がいるものである。