2002/8/12
Bassmaster Northern Open 第1戦
最終日:デビッド・ホール優勝


 
8月10日、3日間の日程で開催されていたBassmaster Northern Open第1戦メリーランド州ポトマックリバー大会のファイナル・ラウンドが行われた。選手がオープン戦の最終日に進むためには、「2日めの暫定順位が50位以内でなければならない」という新ルールが採用されて行われた記念すべき第1戦めでもある。
 そしてその大会を制したのは、ペンシルバニア州のデビッド・ホール。2日めの4位からの逆転優勝だった。
 「神様からの慈悲があったと思うし、ホントに運がよかった」とホールは言う。「今回よかったパターンというのは、プラクティス時点であまりいいエリアじゃなかった。だから、逆に1つのエリアに止まることなく釣りができたと思う」と述べた。
 メインに使用したルアーは、ターミネーター社の3/8ozスピナーベイト(チャート/ホワイト)にオクラホマ・ブレードを搭載したもの。これにシャッドカラーのツインテールワームとトレーラーフックも装備していた。
 スポットは、シャローフラットのインサイドとアウトサイド・エッジで、ビッグフィッシュがアウトサイド・エッジの外から出ることはなかったらしい。
 
 初日1位で折り返していたケン・マッキントッシュは2日め10位に落ちてしまったが、最終日2日でフィニッシュしている。クリス・デイビスは4位に、2日め1位だったワリー・スーバーは5位に終わる。
 マッキントッシュは、3日間を通し同じスポットで釣り続けた。特に最終日には「PM1時に釣りを止めて戻らなければウエイインに間に合わない状態で、“残り5分の状態”で3尾しかライブエルに入っていなかった。残り3分のときに1尾を追加して、残り1分で最後の1尾が釣れた」と語っている。
 ちなみに彼が使用したルアーは、ゲーリー・ヤマモト社のフラグラブ(シナモンカラー)に3/8ozジグヘッドのコンビである。
 またメカニカル・トラブルによって早朝2時間を棒に振ったスーバーは、「エリアに入ったときには、ローカル・アングラーがその場所で釣りをしていた」とトーナメントの厳しさを語った。
 
 その他有名選手の順位は、リック・リレガードが7位、大森貴洋さん12位、マイケル・アイコネリ14位、ミッキー・ブルース20位、マーティー・ストーン23位、ウー・デイビス38位、クリス・プライス39位、O.T.フィアーズIIIが49位に入賞した。
 また当サイトのライターを務めるカナダのジョン・ボンディーは、164位と不本意な成績で第1戦めをフィニッシュした。彼の感想などは、近日アップ予定。