2002/6/21
90年代のBassmasters Classic
 
 2002年度のB.A.S.S. Bassmasters Classicの開催が、1ヶ月後に迫ってきた。桐山孝太郎さんは見事3年連続出場の偉業を成し遂げている。プロ・アマ問わず、バスフィッシングを楽しむファンにとって、Bassmasters Classicに出場することは夢のまた夢であるが、桐山さんにとって出場はもう当たり前のようなものだ。願っているのは優勝の二文字である。
 さて、「Bassmasters Classicがどんなものなのか」を書きはじめると、1〜2冊の本になるほどの中身になるので、ここでは過去10年間のClassicをサラッとおさらいして、「これだけ覚えておけば、Classicの会話についていける」というものを挙げてみよう。
 
 1990年:リック・クランは大会最終日、1位で独走するトム・ビッフルに10ポンドの差をつけられていたが、クランの逆転優勝で幕を閉じた。
 1994年:B.A.S.S.の歴史上初の快挙となったアマチュア選手(フェデレーション所属)、ブライアン・カーチャルが優勝を成し遂げる。しかし、彼はその4ヶ月後、飛行機事故でこの世を去った。
 1997年:親子で大会に挑んでいる選手たちの中で、Classicを制覇したのはヒブドン親子だけである。この年、息子であるディオンが優勝し、歴史に名が刻まれた。また、同年のClassicには日本人初の同大会出場を並木敏成さんが成し遂げる。
 1998年:前年度のClassicを最終順位で終えたデニー・ブラウアーは、この年のClassicウイナーとなった。
 2000年:ウインディー・シティーと呼ばれるほど風の強い街、シカゴでの開催となったClassic。風と波に悩ませられながらも、ベテラン、ウー・デイビスが優勝した。
 2001年:数度の年間優勝、Classicへの出場を経験しているケビン・バン・ダムは、どうしてもClassicでは優勝できなかったが、この年、念願の初制覇を成し遂げた。

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