2002/5/30
Hall of Fame受賞者コメント

 デニー・ブラウアー:
「これを受賞することは、アングラーにとって、数知れない業績の1つだろう。今後、このHall of Fameはさらに巨大になって、すばらしいアングラーが受賞していくだろう。釣りで生計を立てることは難しく、やっぱり家族の支えがなくてはやっていけない。私は高校生のとき、少しバスフィッシングから離れていた。水上スキーやら女の子を追っかけていた。だから、真剣にプロに転向することになったのは、結婚してからだった。その後、息子が生まれ、今ではプロアングラーとして全米を転々としている。実は、彼が教えてくれたパターンで勝てた経験も多い。だから、私にとってバスフィッシングとは、ファミリー・ビジネスだと思っている」。

ギド・ヒブドン
「これを受賞できるなんてまだ信じられない。こういうものは、ホントに歳をとった後か、死後にもらえるものだと思っていた。ただ、デニー(ブラウアー)が言ったように、家族の支えがなければ達成できない仕事だと思っている。しかも、かなりのハードワークだ。はじめての大会でレイ・スコットが言ったんだ。『髪の毛を切ったらどうだ?』って。そんなことを言うヤツは顔が回転するくらいビンタするものだったが、そのときはなぜかいいアドバイスと受け止めた。レイ、いつまでも友達でいよう」。

ジミー・ヒューストン
「カレッジを卒業した後、私は保険の仕事についた。でも、もっと楽しくてお金が稼げる商売があるだろうと思って、プロアングラーに転向した。私の高い学費を払ってくれて、最終的には弁護士になってほしかったみたいだけどね……。また、アーカンソー州ホットスプリングの人たちにお礼をいいたい。このHall of Fame博物館は、将来スゴイものになるよ。全世界から集まった人たちが、列をなして『早く中が見たい』と待っているだろう。30年、40年後、後ろを振り返ったとき、『あのとき、これを作ってよかった』と思えるだろう。次の世代に言いたいことは、私たち(B.A.S.S.創世記メンバー)は、いつか追い越されるだろうと思っていたが、もうやられている。今日(HOF最終日)、私たちは残れなかったが、彼らは残って釣りをしていた。彼らはもうどうやって釣りをすればいいか知っている。私たちはもう負けっ放しだ。でも、一番大切なことは、家族だってことを忘れないでほしい」。