2002/5/19
FLW Tour第5戦
3日め:雷雨予想100%と4日めクオリファイに行方

 FLW Tour第5戦3日めの早朝、アメリカのナショナル・ウェザー・サービスは、オールド・ヒッコリー・レイク地区にほぼ100%の確率でサンダーストームが通過することを予報した。これにより、連日のタフなコンディションと重なり、今シーズンでもっともプレッシャーの高いトーナメント・デーになると予想された。3日めにクオリファイされた上位20名は、最終日に向けて10名にまで絞られる。basswaveが注目するケビン・バン・ダムは、昨日の結果からしても、現在年間ポイントの暫定1、2位のアングラーの上に行くことはわかっているが、他の選手の追い上げがないともいえない。バン・ダムにとっても、気の抜けない日になりそうだ。

 現時点でいえることは、バン・ダムの背後には、ジェイ・イエラスがいる。彼とバン・ダムの差は、明日のダン・ダムの順位で異なるが、21〜31ポイントの差がつくことは決定している。これはイエラスが、来月開催される最終戦で、バン・ダムに21〜31ポイント以上の差をつけて勝たなければ、イエラスにアングラー・オブ・ザ・イヤー(以下:AOY)を獲得する手だてがない。次にAOYに近いのはバーニー・シュルツだが、彼の場合、50〜60ポイントの差がある。
 これを見てもわかるように、バン・ダムは、タフコンディションといわれているこの第5戦で、一気に他のトップアングラーを押さえて、暫定1位の座につくことになる。
 さらに加味したいことは、最終戦はレイク・チャップマンで開催される。メインパターンは、スモールマウスである。レイク・セントクレアーやレイク・ミシガンでバスフィッシングを学んだバン・ダムにとって、スモールマウスはもっとも得意とする釣りといっていい。
 
 そして、4日めのファイナル・トップ10には、1位からジョン・サッピングトン、フランク・イッポリティ、ベイジル・ベーコン、マーク・パック、ケビン・バン・ダム、アンディー・モーガン、ディオン・ヒブドン、コービー・クレイガー、パット・フィッシャーと、ドナルド・イートンが入った。
 
 また、アマチュア部門で参戦していたつり人社Basser記者の雨貝健太郎さんは、アマチュア部門の最終日である3日め、6位でフィニッシュした。そして、初日ビッグフィッシュ賞を獲得した古沢勝利さんは、14位で同大会を終えた。