2002/5/15
FLW Tour第5戦
2日め:トップ20が決定!バン・ダムやいかに!?
古沢勝利、雨貝健太郎がアマ部門で最終日に挑む

  FLW Tour第5戦2日めが終了し、3日めに進むトップ20が決定した。おおよその予想がついていたものの、同大会トップ20には、常連のデイビッド・フリッツ、ケビン・バン・ダム、ディオン・ヒブドン、アーロン・マーテンス、ゲーリー・クラインのような有名どころが入っている。
 一方で2日めのトップ3は、今まで1度も3日め以降を経験したことのないアングラーが入った。1位はブレント・チャップマン、2位にフランク・イッポリティ、3位にチャド・グリスビー。この中でもグリスビーは、「3日めに進むことで緊張はしてない。逆に毎日オフィスで仕事をしているより、ずっとリラックスしている気分だよ」と若干29歳にして、2度めのFLW Tour参戦の意欲を語った。
 このように2日めには、初日とはまったく異なった顔ぶれが揃ったが、初日のトップ3はというと、ロブ・キルビー(初日1位)は、ノーフィッシュで帰着。しかし、初日のトップウエイトが吉と転じ、2日めは10位に終わった。その他、初日の2位と3位の選手は、苦戦を強いられ、20位以下に後落した。
 
 地元テネシー州のウェスリー・ストラダー(43位)は、「この時期、バスはスポーニング中でも、彼らはバイトしようと少しベッドから動く。でも、今回はバイトがない。フックがシャープだとかいう以前の問題だった」とタフな状況を伝えた。
 
 期待のケビン・バン・ダムは、今期のFLW Tour5戦中、これで3度めのトップ20位入りを果たした。しかも昨年は、トップ20入りこそ2度しか達成していないが、最低順位が29位(!)とその超天才的バス釣りセンスを発揮している。さらに、彼は1999年から同Tourに参戦しているが、それでも最低順位が39位である。basswave下馬評のトップにリストアップされてもおかしくない戦歴を保持しているのだ。
 現在バン・ダムは、年間スタンディング・ポイントで3位に位置しており、716ポイント。今大会で最悪の結果として3日めに20位でフィニッシュしたとしても、180ポイントが加算され
、トータルで896ポイントとなる(優勝すれば、最高で916ポイント)。
 暫定年間ポイント1位のサム・ニュービーは、今大会124位でトータル800ポイントになった。暫定2位のジェイ・イエラスは38位で終了し、885ポイントになっている。
 
 大森貴洋さんは73位、下野正希さんは147位でフィニッシュ。 

 また、昨日1位だった古沢勝利は3位に後退。Basser誌記者の雨貝健太郎さんも参戦中で18位でフィニッシュしたため、この2選手は3日め(アマ部門最終日)に挑むことになった。
 また、アマチュア部門で参戦していた並木敏成さんは25位と惜しい順位で第5戦を終えた。