2002/5/9
B.A.S.S.Bassmaster Tour第6戦
2001-2002年度最終戦初日

 2001-2002年度Bassmaster Tour最終戦が、5月8〜11日のスケジュールではじまった。今年はこの大会が終了すると同時に、Bassmaster Classicへのクオリファイが決定される。Tourからは、アングラー・オブ・ザ・イヤーにも併用されている、年間スタンディング・ポイントの上位30名が出場権枠となる。そのため、ギリギリのところの選手は、この大会で大きく順位を落とし、年間ポイントを下げたくない一戦だ。
 開催されているのは、レイク・ユーファウラ。同湖は、B.A.S.S.本部の所在地・アラバマ州にある、有名フィールドの1つである。
 
 同大会で注目したいポイントは、「この大会で誰が優勝するか!?」というより、やはり「誰がClassic枠に入るか!?」ということだろう。また、クオリファイ枠に残る選手は、最終戦でも手堅い順位でフィニッシュするはずだろう。
 ただし、最終日(4日め)はトップ10名で絞って大会を進行するため、3日めの時点でClassicへのクオリファイがほぼ決定する。
 
 さて、最終戦初日の速報に入ろう。同日トップに立ったのは、ベテラン、リック・モーリスである。「今日の釣りだけを考えると、非常にタフだった。シャローでも釣れたし、ディープでも釣れた。(バスに対して)チャレンジしている最中だよ」と述べた。
 2位に付けたのは、現在アングラー・オブ・ザ・イヤー・スタンディング暫定1位のデイビー・ハイトだ。ハイトはモーリスとは異なり、「グッドスタートだった。リミットは早く取れたし、いい朝だった。だた、トーナメントにはその正反対の結果が、次の日待っていることがよくある。明日は、やれることをやるのみだ」と語った。
 そのほかアングラー・オブ・ザ・イヤーに絡む選手としては、暫定2位のラリー・ニクソンが14位に入っている。暫定3位のマーク・デイビス(昨年のアングラー・オブ・ザ・イヤー)は、119位と出遅れた。
 
 また、同大会でもっとも注目したいのは、年間成績暫定13位につけている桐山孝太郎さんだ。彼は前日開催されたウェスタン・オープンからClassicへクオリファイ枠からはずれているため、3年連続Classicへ出場するためには、彼も年間ポイントの30位以内でフィニッシュしなくてはならない。
 その桐山さんは、初日68位。まずまずの順位ではないだろうか。また、同大会に参戦している宮崎友輔さんは114位、大森貴洋さんは126位に入っている