2002/5/1
5月21〜22日開催されるHOFのイベントの詳細

 プロフェッショナル・バス・フィッシング・ホール・オブ・フェイム(Professional Bass Fishing Hall of Fame。以下:HOF)は、アーカンソー州ホット・スプリングにオフィスを構える非営利バスフィッシング団体だ。ここには、バスフィッシングにまつわる歴史やアイテムなどを展示した博物館もあるという。このHOFのオープンを記念して昨年、セレモニー・トーナメントが開催されたが、今年は5月22〜25日にかけて、HOF初のビッグ・イベントが開催される。

 同大会には、初の試みとして100艇のボートがエントリーされるが、これに参戦する選手は:FLW Tourからトップ40名、Bassmaster Tourからトップ40名、WBFA(ウワサの女性限定団体)からトップ10名、Bassmaster Classicウイナー、WON BASSチャンピオン、BFL All-American(旧レッドマン)ウイナー、これに過去のFLWとBassmaster Tourのチャンピオン。
 大会は、最初に2日間(水曜〜木曜日)はレイク・ワチータで開催されるが、金曜日を空けて最終日である土曜日はトップ10名がレイク・ハミルトンで競技することになる。
 また、最終日には下記の人たちによる演説も行われる:コットン・コーデル、デニー・ブラウワー、ジミー・ヒューストン、ギド・ヒブドン、ボブ・コッブ(Bassmaster Magazineエディター兼同団体TVプロデューサー)、ジョニー・モリス(Bass Pro Shopsオーナー)。
 
  また、金曜日と土曜日にはタックル・ショーも開催される。
 
 さらに、オフ・デーである金曜日には、bassfan.com主催のフィッシング・スキルズ・コンペティション(Fishing Skills Competition)が開催される。このイベントでは、トッププロによるフリッピング、ピッチング、スピナーベイトのキャスティング、ライトラインのクランクベイト・キャスティングとキャロライナリグの早結びが行われる。ルアーは主催側で用意されるものを使用するが、タックルについては各競技選手所有のものを使用する。
 
 しかも、これに加え、5月21日には「ライトライン・トーナメント」と銘打ち、4ポンド・テストラインを使用したワン・デー・トーナメントが開催されることも決定した。この大会では、ただ勝つことが目的ではなく、このラインクラスでアーカンソー州レコードにも挑戦することになる。
 同大会に仕掛け人であるレイ・スコットは、「同大会では、普段の大会で使用するヘビーラインとは異なり、また別の楽しみが増えるだろう。このライトラインを使用することで、参戦選手は多くのファクターを考えなければならないし、4ポンドラインで5,6ポンドのバスを釣り上げられれば、大会としての楽しみが増す。ポール・アライアス、ケン・クック、デイビー・ハイト、ローランド・マーチンを何も言わずに家に招いてみた。伝えたことは、『スモールベイトを持ってこい』ということだけ。私は6時間に渡って彼らの釣りを見たが、各ボートが60尾のバスを釣り上げた。アライアスは8パウンダーを釣り上げて、ボート中を駆け回って喜んでいたよ。これで決心ができて、大会を開催しようと思った」と語った。
 また、スコットは「スポーツフィッシングをスポーツに戻しただけ」と言う。「デカイ男がヘビーラインでバスを釣り上げて、一体どこがスポーツだってことだよ。ただし、同大会は、競技としてのバスフィッシング楽しむ1つの方法だと考えている」と加えた。スコット自身は、この大会を「スポータックル(Sportackle)・トーナメント」と呼んでいるとか。
 また、同大会では、ネットの使用も禁止、ショック・リーダーの使用も禁止されている。当日はIGFAの審査官もウエイイン会場に来て、実際に検量予定だ。
 ちなみに、現在のアーカンソー州4ポンドライン・レコードは、1ポンド14オンス。