釣り好きにとっては年に一度のビッグイベントといえる「国際つり博2004」が、2月6〜8日の日程で日本コンベンションセンター(幕張メッセ)において開催された。例年2月上旬に行なわれるこのイベントには釣り具メーカーだけでなく、JGFA(ジャパン・ゲーム・アンド・フィッシング協会)や芦ノ湖漁業協同組合をはじめ、釣りに関係するあらゆる分野の団体や企業が出展する。
 季節柄、雪などの影響が心配されたが今年は例年に比べ気温も高く、期間中は好天に恵まれた。そのためか、初日(バイヤー・マスコミ関係者のみ)は3705名、2日めは2万162名、最終日には2万3338名が来場。合計では昨年の4万6279名を上回る4万7205名が来場し、会場は冬の寒さを感じさせないほどの熱気で溢れていた。今年は110のブースが出展され、その過半数がバス釣りの関連企業や団体であった。
 多くのメーカーが今春やそれ以降に発売を予定している新商品を展示しており、各ブースとも賑わいを見せていた。新商品の展示だけでなく、多くのブースではプロアングラーによるレクチャーやサイン会が催され、人気プロの前には長蛇の列が見られた。
 テーマゾーンにはNHKがプロデュースする「NHKフィッシングシアター」が設置され、迫力ある釣りシーンの上映やプレゼントがもらえるクイズが催されるとともに、釣りのプロたちが使用している車を展示。多くのファンが参考にしていたようだ。このほか、コーヒーを飲みながらさまざまな情報を楽しめる「フィッシャーマンズ・カフェ」など、出展ブース以外にもさまざまなイベントが用意されていた。
 また、バスアングラーにはなじみが薄い存在だが、「伝統工芸ゾーン」と呼ばれるエリアでは江戸和竿や紀州竹竿の実演披露や普段手にとって見る機会の少ない和竿が展示されていた。我が国ならではの繊細な伝統工芸には、海外からのゲストたちも目を奪われていたようだ。
 なお、会場の内外では、W.B.S.スタッフや出場選手による「常陸川逆水門への魚道設置推進署名」も行なわれ、多くの署名を集められたようだ。
 ここでは、バスフィッシングに関連したメーカーのブースを中心に紹介しよう。残念ながら会場へ行けなかった方は、各メーカーの公式サイトなどで新製品の情報を入手してほしい。


アイビュー
サングラス「アイギア」をリリースしている。林俊雄さんも愛用
 
芦ノ湖漁業協同組合
バスファンのみならず、多くのトラウトファンで賑わっていた
 
アングル
バス、トラウト関連アイテムやロッドビルディング用品を販売
 
         
ウォーターランド
ここではリングスター、サンヨーナイロン、コータック爆釣chがブースを分け合った
 
 
エアーイズム
世界初の2次元式ハンディタイプ魚群探知機をリリース
 
 
えい出版
専門誌「バスワールド」や「トップ堂」の発行元
 
         
エイテック
「アルファタックル」や世界的に有名「PENNリール」の国内販売元
 
GO TO WEB!
 
エバーグリーン
ウワサの「ティンバーフラッシュ」をはじめ、数々のニューベイトを展示
 
 
オーナーばり
「カルティバ」は、アメリカでも人気の高いルアー、フックなどを販売
 
         
岡田商事
「minn KOTA」、「SAVAGE」「Voyager」などの輸入元
 
 
オフト
バス、トラウト、ライギョなど多種多様なアメリカン・ルアーをリリース
 
 
カツイチ
「目探HUNTER」フックを販売するフックメーカー
 
         
がまかつ
フックのイメージが強いが、ロッド「ラグゼ・シリーズ」などをリリース
 
GO TO WEB!
 
木阪製作所
「ステーサーアルミボート」や船外機付きトレーラーを展示
 
 
呉羽化学
「シーガーシリーズや「リバージシリーズ」などを製作する老舗ラインメーカー
 
         
交通タイムス
シーバス、ソルトゲーム雑誌「salty」の発行元
 
 
ゴーセン
ニューアイテム 「フロロファイター ルーツ」を展示。ラインメーカー
 
 
サンライン
ライン「shooter」やウェアを販売。庄司潤さんや清水盛三さんも愛用
 
         
シマノ
未発表の新製品が勢揃い。手にとって見るのが難しいほどの大盛況だった
 
 
ジールオプティクス
都会的デザインを重視したファッション性の高いサングラスを販売
 
 
ジャクソン
バス、トラウト、シーバスなどと多種多様なアイテムをリリース
 
         
ジャッカル
巨大モニターと巨大水槽を導入した同ブース。ファンを圧巻させた
 
 
JGFA
日本記録をねらうのなら、計量規則を要チェック
 
 
ジョイクラフト
インフレータブルボートやフローターを販売
 
         
スナガ
「BLACK HAWK」、「EAGLEシリーズ」のニューモデルを展示
 
 
スミス
バス、トラウト、ソルトなどのルアーやロッドが充実
 
 
谷山商事
「バレーヒル」ブランドの販売元
 
         
ダイワ精工
「バトラー・シリーズ」や「TZ-Z103」など最新機種をディスプレイ
 
 
地球丸
月刊「Rod & Reel」の発行元
 
 
常吉
釣り具の展示だけでなく、ダンスショーなどでも会場を湧かせた
 
         
釣りビジョン
スカイパーフェクTV!753chの釣り専門チャンネル
 
 
つり人
バス釣り専門誌「Basser」の発行元
 
 
ティムコ
バス釣り関連アイテムの印象が強いが、フライフィッシング、ソルトも販売
 
         
テンリュウ
老舗ロッドメーカー。 バスだけでなく、フライやソルト用ロッドも製作
 
 
デプス
奥村和正さんがデザインする話題の新作「バシリスキー」「キンクー」が登場
 
 
東レ
ウエアやラインに加え、今年は一段と生分解系アイテムが充実していた
 
         
内外出版
月刊「Lure Magazine」の発行元
 
 
ハヤブサ
並木敏成さん愛用&プロデュースのフック「FINA」をリリース
 
 
ヒューマン・フィッシングカレッジ
在学生による素晴らしいオリジナル・ルアーやロッドを展示
 
         
ビックヴァリー
「BOLLE’」や「CLIC GOGGLES」などの偏光グラスを展示
 
 
ピュアフィッシング
「Abu Garcia」、「Barkley」の国内販売元
 
GO TO WEB!
 
富士工業
世界最先端のロッドグリップやガイドを製作
 
         
プラスゲイン
完全防水・不沈魚探や魚探のチューニングパーツをリリース
 
 

本多電子
バス、ソルト対応のニューモデル「HONDEXシリーズ」を展示

 
 
ポップマン
「MOTO MINNOW」をはじめとしたユニークなルアーが勢揃い
 
         
マーキュリ
船外機だけではなく、アルミボートやFRPボートを展示
 
 
マルキュー
エコギア、フィッシュリーグ、プライムエリア、ノリーズ、練り餌を提供する
 
 
三谷オプチカル
桐山孝太郎さん愛用の「DNA」を販売
 
         
明邦化学
タックルボックス「VERSUS」を製作
 
 
メガバス
今年、つり博でもっとも集客のあった同ブース。新開発商品がファンの目を引く
 
 
モーリス
「バリバス」、「グラン」をリリースするラインメーカー
 
         
ヤマハ発動機
バスボートの船外機としてもおなじみ。大森貴洋さんも使用する
 
 
山本光学
偏光サングラスやゴーグルを販売
 
 
ラッキークラフト
ついにルアーが120アイテムを突破。アメリカでも高い評価を得ている
 
         
ラパラ
「Rapala」、「Storm」、「Bluefox」ブランドの輸入販売元
 
 
よつあみ
「NITLONシリーズ」や「FC SAVER」をリリースするラインメーカー
 
 
国際つり博2004
今年は4万7205を動員。昨年比102%の増だとか
 

| www.basswave.jp | back |