B.A.S.S. Outstanding Achievement Award

 B.A.S.S.はClassic開催中に、「アメリカでバスフィッシングをビッグスポーツの1つにに作り上げた功績者を讃える賞」を贈ることを発表したが、その第1回めの受賞者には、リック・クランが選ばれた。
 受賞したリック・クランは、4度のBassmasters Classicの優勝と28回のClassic出場という輝かしい成績を残している。また、彼は先日開催されたEPSYアワードにもノミネートされるなど、世間一般に向けてバスフィッシングの楽しさを伝え続けてきたとともに、ファンからも愛され続けてきた。その功労・功績が認められ、今回の受賞に繋がった。
 「リックは素晴らしい成績を残してきただけでなく、釣り場や自然の保護にも大きな貢献をしてきた」とコメントしたのは、B.A.S.S.ジェネラル・マネージャーのデーン・ケッセル。「彼をおいて他に彼と同じくらいのジェントルマンはいない。最初の受賞者は、彼以外に考えられなかった」と加えた。
 
 リック・クランはイーグル(ワシ)を“トゥルー・フィッシャーマン”と呼び、ミサゴ(フィッシュ・ホーク)の羽をタックルボックスの中に入れて持ち歩いているという。それにトリビュートする意味を踏まえ、アーバン大学はハクトウワシ(北米産、米国の国章に用いられている鳥)をClassicの会場で飛ばせてみせた。
 また、彼に贈られた盾はクリスタル製のもので、ワシが爪で魚を持ち空を飛んでいる絵が彫られているという。
 
 リック・クランは、1976年、'77年、'84年、'90年のBassmasters Classicで優勝。Classicをトップ5でフィニッシュした回数は7回。また1988年にはアングラー・オブ・ザ・イヤーにもなり、B.A.S.S.のレギュラー・トーナメントにおいては、89回のトップ10フィニッシュ、13回の優勝を経験している。Classicにおいての最大ウエイトのトップ2を現在も保持し、Classic開催中に釣られたビッグフィッシュ・レコード・トップ10内に2つの記録も残している。また2年連続のClassic優勝は今でもクランだけが達成した偉業であり、B.A.S.S.生涯獲得賞金の100万ドルには史上3人めとして達成した。
 
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