・第8回 JBワールド第6戦(河口湖)


(↓クリックすると、その日の記事にジャンプします↓)
プラクティス トーナメント初日 トーナメント最終日

プラクティス(2003.10.17)

 私にとって今シーズン最終戦となるJBマスターズ第6戦は、同シリーズの最終戦でもある。これで今季の年間順位も確定するので、頑張って上位をねらっていきたい。今大会も前回に続き、河口湖での開催だ。秋の河口湖は苦手な方ではなく、どちらかといえば、得意なシーズンといえるが、昨日、バスが放流されてしまったので、パターンが見えなくなりそうな気配もある。

 試合である以上、リミットを揃えてウエイインするのが大前提にあり、放流バスはやはり捨てられないパターンの1つである。もちろん、放流バスのウエイトはネイティブバスに比べ低いので、どれだけネイティブを混ぜられるかが試合のポイントとなるだろう。ネイティブのなかには、1kg後半のモンスター級もいるので、そんなのが釣れれば、気分的に楽になるが……。放流バスにしたって、あれだけフィッシング・プレッシャーがかかれば、バイトが渋くなる。キモはアプローチなのだが、それさえ押さえられれば、いい結果が出ると思う。

 フィールドのコンディションはターンオーバーの中盤から終盤にかかったところで、水質的には一番悪い時期。予想としては、2500gを中心に団子状態になるだろう。そのなかでもリミットを揃えられるのは50人くらいだと思う。釣りとしては厳しいが、こういう大会で勝てる喜びは格別なので、明日はヤリますよーーーッ!

 

トーナメント初日(2003.10.18)


写真提供:NBC NEWS


  今日の天候は雨が降ったり止んだりの繰り返しで、一般アングラーが嫌う感じだったかもしれない。実際、湖上から見ていると、たくさんの陸ッパリアングラーが消えていった。小雨はバスの活性を上げるといわれているが、今日はそれにハマっていたし、よく釣れた。ただし晴れの日にバスは晴れのポジションに、今日のような日は別のパターンやポジションにいるので、そのあたりを気をつけて釣り続けた。

 まず私は朝から調子がよかった。開始から15分ほどで2尾が釣れた。その後3尾め、4尾めと午前11時ごろにはいい感触を得ていた。ノンキーパーもいれれば、スゴい数のバスが釣れるが、なかなかキーパーが混ざらない。そのままこの展開で行けば、5尾めも釣り上げられただろうし、2300gくらいはいっていたかもしれないが。ところが、勝負に出てしまった。今回は最初から優勝、一歩下がって上位5位までに入ることを考えていたので、4尾めが釣れた時点でビッグフィッシュをねらい移動した。昨日も書いたが、釣れれば1kg後半のビッグフィッシュ。その1尾で試合がひっくり返るバスをねらっていた。3時間粘って、結局は釣り上げられなかったが、ある程度の感触はつかんでいる。

 現在の河口湖の状況からして、勝つための要素はルアーのアプローチ方法にある。選手の数、フィッシング・プレッシャーもあって、バスはナーバスになっている。何をしてもバイトしないのに、そのアプローチ方法1つでバイトさせられる。それが明日もキモとなるはず。
 初日は4尾で1872g、23位。悪くない出だしだと思うが、明日はさらに上位をねらっていきたい。

 

トーナメント最終日(2003.10.19)


写真提供:NBC NEWS

  今 結果から言いましょう。最終日はノーフィッシュ。順位は74位まで落とし終了した。なんと言っていいのか……。ホントにやるせない気持ちでいっぱいだ。
 
 では、私自身の敗因を振り返ってみたい。まず、昨日は小雨混じりの天候で、今日はピーカン。そのため今日は陸ッパリアングラーの数が多く、シャローを撃つ選手は多くのエリアを失うこととなった。そのなかに私も入る。もちろん、陸ッパリアングラーのことも考えてプラはやったし、パターン的にはバスに口を使わせられるはずだったが、今日の天気がバスの動きをナーバスにさせたと言っていいだろう。
 晴れになるとバスはシェードにつく。特に今回は日差しが強く、昨日の気温と比べても断然暖かかった。このような状況でバスはさらにストラクチャーにタイトにつくし、それを追いきれなかった。
 もう1つは、シェードに入るタイミングを上手くつかめなかったことだろう。
 また放流バスを追いすぎたことも痛い結果に繋がった。今回は放流されたバスの量が少なかったらしく、多数の選手がこのタイプのバスをターゲットとするわけで、やはりバスの取り合いというか、今ひとつ自分のバスを獲れなかった。もちろん、ネイティブバスのパターンがフォローとしてあったが、あれはあくまでもウエイトアップのためのバックアップであって、「放流バスが釣れないから、ネイティブに移行」したら、それも危険な賭だったと思う。

 使用したルアーは、サワムラ社2.5inバレットのダウンショットリグ。4inバレットはフォーリングとダードアクション、ワンナップシャッドは表層をトレースするメソッドで使用した。最終日はビッグフィッシュに恵まれなかったが、ノンキーパーは山ほど釣れた。この3つがあれば、釣果の面では楽しめると思う。

 今年は私が参戦したマスターズ戦、ワールド戦のどの大会に関しても、大会日程のうち必ず最悪な結果を残した日があった。全日程を自分の思う展開に持っていけなかったのが悔やまれる。今年はそういう年まわりだったんだろう……と解釈している。来年はイイ年になればいいなぁと感じている。
 最後に、1年間応援してくださいましたスポンサー様、ファンのみなさま、ありがとうございました。また来年頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。