FIELD REPORTの読み方:
● Field Conditionでは、釣行に役立つ“先週から情報提供日までの”天候、水質など、そのフィールドの状況を掲載。
● Catching Rates for This Weekでは、先週の状況と今後1週間の釣果をランク付けしたものを1(悪い)〜5(良い)で表現したもの。
● Fishing Patterns & Reasonsでは、状況と釣り方を詳しく解説。
● Pro’s Tipsは釣行時に役立つ、いわゆる“オススメ”情報を掲載。

2002年11月6日

Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    水温13〜14℃。水質悪し!
● Catching Rates for This Week (1〜5):3.5
● Fishing Patterns & Reasons
    パターンは、水質のいいエリアを見つけ出すこと。見つけたら、クランクベイト→ワームでそのエリア内を流す。
● Pro’s Tips
   

カスミ全体で水質が悪いため、バスは水質のいいエリアに集中しているようだ。そのエリアを見つけ出せなければ釣果ゼロも普通にありうるが、水質のいいエリアを見つけられれば、数尾のバスを釣り上げられるだろう。注意することは、ベイトフィッシュの密度。川は比較的水質がよくバイトも多い。ただし、バスのサイズは下がる。一方で、本湖のバスはプリプリのグッドサイズ。


2002年10月16日

Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    水温17℃と急激に水温が低下している。水質も超最悪状態。
● Catching Rates for This Week (1〜5):2
● Fishing Patterns & Reasons
    以前から悪かった水質が台風によってさらにかき回された。水通しがよく、水質が早くよくなるエリアを捜すこと。川の上流もよい。
● Pro's Tips
   

釣れていない状態が続くカスミだが、問題は水質にあるようだ。晩秋のカスミでは冬の到来を前に毎年、爆釣の時期が訪れる。それが何週間後なのかわからないが、水温があと2〜3℃低下すると、プランクトンの量も安定し、徐々に水質もよくなるハズ。今は水質が早くよくなるエリアを捜し出すことが先決で、見つけたらそのエリア内でルアーローテーションをした方が釣果に繋がるだろう。ルアーはハードベイトの方が手返しがよくていい。私はこの時期、キッカーイーターのステディー・リトリーブを多用する。


2002年10月8日

Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    台風の影響で水位はかなり上がった。現在は60cm位の上昇。
● Catching Rates for This Week (1〜5):2
● Fishing Patterns & Reasons
    稲刈りのシブは流れたが、台風後のにごりがまだ残っている。川の水質は落ち着いてきた。台風後は天気が良かったため、水温は22〜23℃とあがっている。
● Pro's Tips
   

水質に問題はあるけれど、流入河川の河口付近やシャローなどでは魚が釣れている。やはりいい場所を丹念に探して、活性の高い時にはスピナーベイト、低いときにはノーシンカーのテキサスリグを使って根気よく探ると良い結果が期待できる。この他にも、色々試してみるといいだろう。ただ気になるのは今年は毎年この時期に釣れるはずの杭のまわりが全然釣れない。一体何が原因なのか?


2002年10月1日

Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    日曜日(9月21日)には水温は20.5〜22.5℃くらいにまで下がった。
● Catching Rates for This Week (1〜5):2.5
● Fishing Patterns & Reasons
    水量は多めだが、水質は周辺の稲刈りによるシブで白く濁っている。魚の食いは悪い。タフコンディションが続いているので、今週末は厳しいかもしれないが、台風によって好天する可能性もあるので、台風の動きに注目!
● Pro's Tips
   

今年の秋一発目の台風なので、稲刈りのシブが流されてくれるのを期待。今までのパターンだと、台風などの増水後4〜5日のアシ際で爆発的に釣れているケースがあるので、それに期待。現状で手堅く釣るならすこしでも水のきれいな所を探して、浅いところならスピナーベイトやシャロークランク、深いところではダウンショットを使って釣る。ダウンショットはワームを短めにカットするのがコツ。

2002年9月3日

Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    水温26〜28℃と残暑がカスミをタフにしている。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3.5
● Fishing Patterns & Reasons
    先週の涼しさは去り、残暑が盛り返している。水中はサマー・パターンに逆戻り。
● Pro's Tips
   

今週は50cmオーバーを数尾釣り上げているが、釣果が上がらない。ただし、水質のよいエリアを見つけられれば、そこそこの釣果が出る。超シャローor超ディープと極端なスポットにバスがかたまっている。ルアーローテーションと移動を繰り返えしたい。ワームを使用してスローにやっていても、クランクベイトやスピナーベイトに変えた瞬間にバイトがあることも多いため、1つのルアーやエリアで時間を潰さないこと。


2002年8月29日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    朝の水温26.5℃、午後から最高で29℃。水質はよくなっている。水位もほぼ平常。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    秋の雰囲気がバスに影響しはじめたのか、時期的にはやや早めが、レイク全体のシャローからディープとバスが散りはじめている。
● Pro's Tips
    流入河川の水質はあまりよくないが、カスミ全体としてはよい方だろう。その中でも特によいエリアを捜し出せると、シャローだけで15尾前後の釣果も上げられる。ファストムービング系での反応がいいので、あと2週間すれば、レートも4.5になる可能性もある。水とベイトの動きに注意。

2002年8月15日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    非常に水質が悪く、バスの反応もよくない
● Catching Rates for This Week (1〜5):3.5
● Fishing Patterns & Reasons
    水質のよいエリアを探し出すことが先決。バスは超シャロー or ディープの両極端なスポットにステイしていることが多いようだ。
● Pro's Tips
   

水質が悪くなったカスミにおいて、同湖を熟知するアングラーが通う河川があるが、その川におていも水質が悪く、バスの反応はよくない。ただし、ここ最近の傾向からするとクランクベイトであれテキサスリグであれ、スローなアプローチであれば、バイトが得られる(50cmオーバーも釣れている)。雨や台風の動きに注意して水質をチェック。

2002年7月28日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    少しでも水温の低いエリア、水質のいいエリアを捜すこと!
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    先週は全体的にいい釣果が出ていたが、今は週末にかけて気温・水温があがりそうだ。なので、シェード=水温が若干低いエリアやスポットを重点的に攻略すること。
● Pro's Tips
   

ベイトフィッシュは、水質が悪いエリアにもたくさんいる。でも、ベイトフィッシュに惑わされるより、水質に注目してほしい。ベイトがいなくても水質がいいエリアの方がバスのバイトが多い。今は「日替わりメニュー」のように毎日パターンが変わるから、「昨年よかった」というエリアを捨てて、何か新しいことをすれば釣れるケースもよくある。


2002年7月17日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    平均水温27度。サマーパターンに突入だと思われたが、台風で50cmの増水。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    晴れ、曇り、台風と不安定な天候、加えて増水がベイトフィッシュを低活性にさせ、バスも低活性になっている。またバスのいるエリアといないエリアがハッキリしているので、エリア選定が重要視される。
● Pro's Tips
   

水質や水量が落ち着くと、本格的にサマーパターンが到来する。それも遅くはないだろうが、増水したときはヨシ原のフリッピングがオイシイ。フロリダリグなどのストロングパターンで攻略したい。また、手返しよく攻めるなら、スピナーベイトは外せない。このように急激に増水したときは、鉄杭が見えなくなっているので、ボートに人は注意が必要。陸ッパリの人も足下が悪くなるので、長靴など釣り具以外の道具にも気を配りたい。


2002年7月10日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    ダラダラとした曇り空、風、水温がバスに影響している。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    平均水温25度。サマーパターン突入。ただし完全にサマーパターンに入っているわけではなく、バスがフィールド全体に散った状態にある。風の影響で水がニゴリ、バスも落ち着かない。ズバリ、水通しのよいエリアを押さえることが先決だ。
● Pro's Tips
   

ルアー選定の以前に、エリアを充分に見極めることが重要。ミノー系ベイトフィッシュの回遊に注意を払い、ハゼ系のベイトもチェックする。エリアに入ったらファースト・ムービング系ルアーで広範囲にチェックし、バスの気配を察知したい。水通しのいいエリアは必ず押さえること。


2002年7月3日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    週末にから水温が下がり、水位が上がっている。バスはレイク全体に散った感じだ。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    雨の影響で新しい水がフィールド全体に入っているものの、バスはシャローとディープの中間でサスペンドした状態が多い。非常に釣りにくいが、エリアを絞れば、アシ際やブレイクでグッドサイズが釣れる。
● Pro's Tips
   

今週末にかけて難しい展開になりそうだが、逆にこの時期はサマーパターンを想定した釣りを早めのプラクティスの気分で取り入れるのがイイだろう。梅雨が終わった瞬間に、そのパターンにハマる可能性が高い。年間を通して水位変動や水に動きのあるエリアでは、バスの活性も他のエリアに比較して高い。


2002年6月25 日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    水質は悪くない。例年の農薬混じりの水の流れ込みも、今年は思ったより早くに終わりそう。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    ベイトフィッシュのいるエリアといないエリアがはっきり分かれた。魚のサイズを問わなければシャローの方が釣れる。40cmくらいのサイズを釣るならば、2〜3mくらいの深めのところをねらうといいだろう。
● Pro's Tips
   

雨の日と晴れた日の温度差が大きい今年は、霞ヶ浦の例年のパターンが当てはまらない。今の時期は通常ならサマーパターンの時期だけど、2〜3日前からの天候を考慮に入れるウインターシーズンの釣りのパターンがいいかもしれない。釣りづらい今の状況で釣れるエリアは、ハイシーズンでも釣れるエリアだ。梅雨明けの釣りを有利に展開するためにも今の状況をしっかり把握しておきたい。突風や落雷に注意して、このチャンスを有効に使ってほしい。


2002年6月12日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    早朝の水温が24度、日中25〜26度とあまりよくない状態。水質はニゴリ気味。
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    川の河口付近は田んぼの影響でバスの活性は非常に低く、これに隣接したブレイクも沈黙気味だ。しかし、湖全体でベイトフィッシュが回遊するレンジが上がりだし、いい方向に向かっている。
● Pro's Tips
   

現在接近中の台風や梅雨の影響は、必ずイイ結果を生む。この雨が最悪状態のカスミを進展するだろう。水温が下がり生きた水が入れば、ベイトやバスの活性もアクティブになる。それまではヘビキャロなどを使用したスローなパターンになる。天候の変化に気をつけて水深やストラクチャーを変えること。また、ベイトの活性を察知するよい方法は、小川でフナやタナゴ釣りをすること。釣れないときは、カスミのベイトも低活性で、よく釣れるときはカスミのベイトも高活性という林流ベイトの法則。


2002年6月4日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    先週に比べ水温に上昇が見られ、高いエリアでは22度の場所もある。風に要注意!
● Catching Rates for This Week (1〜5):3
● Fishing Patterns & Reasons
    ボートが入れないような超シャローエリアと浚渫、またその中間にあたる1.5〜2mラインにバスが密集している。しかし、流れがない淀んだ水が活性を低くしているようだ。パターンとしては、シャローで比較的活性の高いバスにクランクベイトのスローリトリーブでリアクション・バイトさせるメソッドが効率的だ。または、浚渫のヘビーキャロライナ・リグ。
● Pro's Tips
   

夕方近くなると降る雨は水温を若干低下させるが、ニゴリと田んぼからの農薬混じりの水で、バスは沈黙状態に入ることも多い。また、土浦方面からボートを出している人は、南や南東からの風が吹いたら危険信号。特に、川でアルミやレンタルボートから釣りをしていると風の強さに気づきにくいので、天候に気を向けるのもカスミで楽しく釣りをする方法の1つだ。


2002年5月29日
Navi:林俊雄
● Field Condition(時間帯、天候、水質など)

 

    水温19〜20度ではあるが、いまだスポーニング中のバスが多数見られる。大気中と水中の進行がバラバラ。
● Catching Rates for This Week (1〜5):4
● Fishing Patterns & Reasons
    時期的にはアーリーサマーパターンを考えがちだが、実際に水中は3月下旬〜4月上旬の雰囲気がある。理由は、ポストスポーンバスが少ないことと、1日のなかでの水温の上昇があまりないため。しかし、田植えは例年どおり行われるから、農薬混じりが流れ込んでいるエリアもある。
● Pro's Tips
   

気分的には、スポーニングを意識したパターンがいいだろう。スローなアプローチが決め手。1.5〜2mラインのハードボトムやブレイクには、いまだ1500g前後のプリスポーンのバスもいる。ベイトフィッシュのレンジと風+水流に注意する。また、大きめの流入河川付近であれば、比較的新鮮な水があるので、シャローに上がろうとしているプリのバスがつきやすい。