本戦はガチンコ勝負

 ボクたちは大会の前夜、河口湖に入った。早起きして会場入りするのがイヤだったので、湖畔にあるペンションに宿泊したわけである。会場のエントリーの受け付けをしていると、某バス釣り専門雑誌のKさんが取材に来ていて、「取材?」と言われたので、「いや、今日は優勝をねらってガチンコ勝負に来ました。シロウト相手なので、ガツンッと強いところを見せますよ」と、ヘタッピのくせにラージマウス、いや、ビッグマウスを叩く(笑)。すると、横を通りかかったSHINGOこと渡辺新吾さんに笑われてしまった。

 開会式でJBの山下会長が開会の挨拶をした際に、「フィールドメイトは随分前に発売されたが、あまり売れていないと聞いています」と言っていた。んッ!フィールドメイトは、発売されていたのか!東レさん、勉強不足でスイマセンでした。

 何はともあれ、大会はスタートした。ボチボチ歩いて行くが、ボクらには行くところがあった。昨夜宿泊したイエスタディさんで、朝食を食べなければならない。余裕の朝食は済ませ、いざマイ・エリアに直行。「1.2kmもあるから、誰もおやんやろ」と完全シロウト的な考えでいたら、これが甘かった。ウチらのワンドには、すでに数ペアが入っていた。まぁ、これくらいいても、会場周りに比べりゃマシッスよ。あっちは、夏場の湘南のようだったからね。

 だが、ボクたちはもちろん(笑)、周りの人たちもまったく釣れていない。
 ワンドの奥から岬の先端に移動。湖流、風、シェードを組み合わせるが、反応なし。飽っぽいウチの奥さんは移動したいと言いだし、時間も10時半を回っていたので、会場の方に向けて歩きはじめた。
 途中、何カ所かでやってみるが、まったくダメモード(っていうか、ウチらがダメなんか?)。ここで思い出したことがあった。8月23〜24日にかけて、JB河口湖マスターズが開催されていたのだった。根こそぎ釣り上げられたあとの今日だったのだ(と、言い訳してみる)。
写真1:会場での受付 写真2:受付を済ませると、ビニール袋をわたされた。参加賞らしい。中にはワッキーリグ用フックが2袋、ウエイインバッグ、ゴミを入れるビニール袋とField Mateキャップなどが入っていた 写真3:骨折したお父さんと参加している少年。ガラガラで引っぱっているのは、ライブウェル 写真4:会場から歩いてウチらのエリアに行く途中、すでに銀座状態となっている集団に遭遇。見えバスがぎょうさんおった 写真5:一時は「2000人も参加したら、どうしよう」と思ったが、実際は782人。でも、こう見ると、結構おるやん 写真6:ひたすら歩いてエリアを目指す。でも、15分くらいでついた…… 写真7:ペンション・イエスタディさんでの朝食。「余裕こいて食ってるから釣れねーんだよ」って?自分では「急がば回れ」のつもりやったんやけど…… 写真8:プラでは結構釣れたエリアやのに、本戦ではゼロ。どないなっとんねん! 写真9:「生分解ラインだから、捨てて帰ってもOK」ではない。ちゃんとゴミは拾いましょうね
 
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