国内メジャー(?)バス釣り大会に参戦を表明

 ある日、バス釣り雑誌を見ていると、広告で「東レFieldMateバスフィッシング大会」の告知が掲載されていた。このフィールドメイトなるものは、知る人ぞ知るウワサの生分解ラインである。東レはこのフィールドメイトだけが使用可能なバス釣り大会を毎年夏に河口湖で開催してきた。それも今年で7回めを迎える。
 しかし、残念ながらボクはこの「フィールドメイト」なるラインをショップで見たことがない。
宿泊先での夜、せっせと生分解ラインに巻き変えるボク。まさか、4lbラインを送ってくるとは思わなかった。まぁ、でも河口湖仕様ってことで……
 埼玉県在住のボクん家の周りでは、少なくとも売っていない。となると、このフィールドメイトなるラインはまだ開発段階にあるものなのだろうか……。と勝手に疑問を抱きながらも、そのラインに興味があったので、そそくさと大会にエントリーすることを決意した。ラインは東レさんが送ってくれると告知に書いてあった。
 ではここで、大会参戦のための詳細を紹介しよう。まず、日程は8月25日。参加資格は「男女ペア又は女子2名、親子(中学生以下)でなくてはならない」ということなので、ウチの奥さんと出ることにした。競技ルールは「ショアトーナメント。検量は1尾の重量(生きていること)。ロッド使用数は1人1本まで。ラインはフィールドメイト(4lb)」。そして、ここからが同大会が昨年度までと違うポイントである。使用できるルアーは、「トレビオマー樹脂使用の生分解ワーム(東レ『GREENSTAGE』及びティムコ『bd baits』)となっていた。
 ラインとルアーを生分解モノに限定した近未来的バス釣り大会というワケである。
プラで爆釣。大会はもらったゼ、ベイビー

 ウチらは大会1週間前にプラに行ってみた。
 言い忘れていたが、主催側は、参加者を1000組2000名募集していた。「募集し過ぎやで、東レさん!陸ッパリ大会やのに、この人数では釣る場所がないやん……。しかも、駐車場は足りるんか!?」ってことで、プラのメインは、会場からどれだけ歩けば人が少なくなるかを考えて、エリア重視でパターンを組むことにした。
 会場はシッコゴ公園。ウチらは西に歩き、小海公園を過ぎ、小海公園から西に3つめのワンドを主戦場にした。ここまでの距離、ナント1.2km。みなさん、陸ッパリはやっぱり足で勝負だよ。
 あらかじめ購入しておいたグリーンステージのグラブとスティックベイトを持参したが、定価800円で5本入りはウチらには高級で、プラではもったいなくて使えなかった。なので、このワームに似ているゲーリーグラブとヤマセンコーを使用したが、バスの反応はまったくなし。そこでボクはSHIN-ZO BAITの4inのソリッドレッドをスプリットショット使用。奥さんはコータックのスプーン(彼女の十八番)でやってみた。すると、彼女は釣る釣る。ギル1尾、バス6尾を釣り上げた(全部マメサイズだが)。ボクも1尾を釣り上げて、なんとか面目を保った。しかし彼女は帰宅中の車内また余裕の笑顔で爆睡していた……。

左下は、ウチの奥さんが釣ったバス。推定15cm。ルアーはスプーン。この日彼女はウワサの“カンツリ”ルアーばかり持ってきていた。7尾を釣り上げたボクは、アタリもない。しかし、最後の最後に本日の最大魚をキャッチ!推定20cm。釣れへんときに釣れると、マメでもホクホク笑顔になる。この気持ちわかる?

 
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