終了時間が迫り、今度は大きく移動して、対岸の神社下に周辺をチェックすることにした。野本さん曰く「このあたりは、大きな岩があるし、湧き水もあるんですよね。だがら、水通しがイイし、ウイードも前のエリアよりイイと思います」とのこと。岩に隠れているバスをいかに誘い出すかが、勝負の決め手となるらしい。
 エリアを移動しながら、軽量シャッド系プラグなどを使用してきた相田さんだったが、このエリアに入り、彼もジグロッドに切り替えた。ただし、ネストではなく、ややディープのボトムについているバスをねらっていた。
 「水通しもイイし、岩もありますよね。だから、バスとしては生活するのにイイ要素がいっぱいある。その中で私はブレイクとかボトムにある小さめの岩を攻略したいですね」と語ってた。
 すると数分後、後ろで「おっ、きた!」と声が聞こえた。釣り上げたのは40cmくらいのバスだった。メソッドとしては、「岩にジグを引っかけて外すの繰り返しです。基本的にはボトムバンピングです」と相田さんは語っていた。
 
 
エリアを考えて釣れば、釣果も伸びる!?

 ハードベイトの使用だけが認められた芦ノ湖は、ハッキリ言ってイージーなフィールドではない。逆に難しいフィールドだといってもいいだろう。だが、今回野本さんや山木さんが言っていたように、バスの状態を正確に把握して居場所やレンジを見極められれば、グッドコンディションのバスを釣ることができる。つまり、バスフィッシングの腕を磨くにはもってこいのフィールドだといえるだろう。
 まぁ、来年のJBワールド戦で芦ノ湖大会があるそうなので、かなり期待している。
 景色はキレイだし、空気もウマイ。レンタルボート店の数も多いし、ルアーフィッシングに対して理解を示してくれているフィールドだから、アングラーにとっても気分がいい。
 ちなみに、ボクの釣果は……聞かないでください。この日は和船タイプのレンタルボートに4人で乗っていたので、キャストがしづらく、ボクはほとんど釣りができなかった……というより、しなかった。カメラマンに徹したわけだ。まぁ、「奥さんとのイイ旅行だった」ということで、今回は勘弁してくだい。
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