ブラックバス定食初挑戦!
ボクが小学生のころ、「寿司やのこーちゃん」と呼ばれるツリトモがいた。いつも6kmの道のりをチャリンコで通っていたフィールドがあって、地元では有名なバススポットだった。水質は超クリアーで、50cmアップも多く釣り上げられていた。ある日、ボクらはバスを食べることを思いつき、釣り上げた1尾を持って帰った。
こーちゃんのオヤジさんに「生で食べるのは危険やぞ」と言われ、塩焼きにしてもらった。
お店のカウンターに数人の小学生が座り、みんなで小さなバスの塩焼きに箸を伸ばした。率直な感想は、「ただの白身魚の塩焼き」だった……。
あれから十数年。箱根のブラックバス定食のウワサを自ら確かめるときが来た。昨今のバス害魚論の中、有効利用としてバスを食べることは、解決方法のひとつかもしれない。というわけで、箱根のバスに初挑戦してみることにした。
お邪魔したのは、駐車場の管理人さんに聞いたレストラン「トラウト」である。
ボクはブラックバス定食を、ボクの奥さんはニジマスのフライ定食を注文した。ブラックバス定食のメインディッシュは“バスのムニエル”で、ホワイトソースがかかっている。その上にはなぜかイクラが乗っかっていた……。
これは想像を超えるほどのオイシさだった。ホワイトソースがかかっていたこともあり、臭みもなく、イクラの味とのコントラストも見事。ぶっちゃけた話、都内のちょっとした高級レストランで食べた“スズキのムニエル”より美味かった。
逆にニジマスのフライは意外にも生臭く、奥さんはガンバッて食べていたが、ボク的にはひと口でギブアップだった。
イケる、イケるよバス料理。かつて、芦ノ湖の人々がたくさん持ち帰られるのを懸念して「バスはマズい」と吹聴していたらしいけど、そんな気持ちもわからないではない。だって、ホントに美味しいんだもん。 |
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「アングラーズハウスやまき」のはす向かいにあるレストラン・トラウトで食べたブラックバス定食。ヤミツキになるほど美味しかった。
夜はモーターホームを宿泊施設にしているホテルに泊まった。温泉に入って、火照った身体を癒すべく、ワインで1杯……。しまった、テーブルの下に隠したコーラが丸見えやん!
まっ、何はともあれ、箱根の夜は涼しくてサイコー。
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