ゾウミジンコ:大量発生 湖水200リットル中2万4800個体--霞ケ浦/茨城

 ◇水温上昇などの刺激でふ化? 環境市民団体「霞ケ浦水質調査研究会」(沼沢篤代表、会員30人)は24日、霞ケ浦の6カ所の水質調査を6月に行ったところ、全地点でゾウミジンコが大量発生していたと発表した。調査結果によると、霞ケ浦中央部で採取した湖水約200リットル中、ゾウミジンコの個体数が約2万4800確認された。同研究会は01年から霞ケ浦の水質調査データを蓄積しており、01~09年(08年はデータなし)6月は個体数はすべてゼロ、10年6月は200だった。

 調査は6月16日、船上からプランクトンネット(ナイロン製)という道具を使って行った。同研究会によると、ゾウミジンコは霞ケ浦では例年、8~10月に特に個体数が多く、冬から6月にかけてはほとんど見られなかったという。ミジンコ類は水温が低下すると受精卵が耐久卵となり、底泥中で休眠しているが、水温上昇や紫外線照射、化学物質などの刺激でふ化が始まるとされている。
 大量発生の原因について、沼沢代表(生物学)は「断定できないが、地球温暖化や東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の飛散の影響が考えられる」と指摘。「調査結果が福島県内や関東各県の湖沼などでの観測体制を整える契機になればよい」と話している。【福沢光一】6月25日朝刊

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