シジミ:琵琶湖・淀川産、安定供給向けシンポ 府庁咲洲庁舎で来月2日/大阪

 ◇各地の漁、生態を報告 琵琶湖や淀川で取れるシジミの安定供給や知名度アップの方策を考えるシンポジウムが、7月2日午後1時から大阪市住之江区の府庁咲洲庁舎44階大会議室で開かれる。各地のシジミ漁の現状や分からないことの多いシジミの生態について、研究成果が報告される。【山田泰正】

 府環境農林水産総合研究所と日本水産学会近畿支部が主催する大阪湾セミナー「琵琶湖・淀川水系のシジミ類-生物学と漁業」。
 シンポの前半は「シジミ類の生物学」がテーマ。「琵琶湖・淀川水系における分布」(大阪市立自然史博物館・石田惣学芸員)▽「淀川汽水域のヤマトシジミ各ステージの分布と環境要因」(府環境農林水産総合研究所水産技術センター・山本圭吾主任研究員ら)--などの講演がある。後半は「シジミ類の漁業と資源増大」がテーマ。大阪、滋賀、茨城、青森4府県の水産試験機関の研究員が、漁の現状や資源保護に向けた取り組みなどを紹介する。
 琵琶湖産のセタシジミは戦後間もない頃は年間数千トンもの漁獲があったが、現在は100トンを割り込むまでに減少しており、資源の回復が急務となっている。
 淀川産のシジミは、海水と淡水が混じり合う汽水域に生息するヤマトシジミで、漁場は阪神高速池田線の高架下付近から淀川大堰(おおぜき)付近までの約5キロ。現在は大阪市漁協の組合員が年間数十トンを出荷している。殻の大きさによって4種類に区分、大きなものはアサリほどあり、1キロ800円前後で取引されるという。生息環境の改善を目的に、漁協が砂や有用微生物の投入事業を進めている。
 参加無料。問い合わせは府庁環境農林水産総合研究所技術普及課(06・6972・7666)。府庁咲洲庁舎はニュートラム・トレードセンター前駅下車。6月27日朝刊

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