草木染体験:特定外来生物「オオキンケイギク」使用、各務原の自然発見館で/岐阜

 各務原市川島笠田町の河川環境楽園・自然発見館で4日、特定外来生物「オオキンケイギク」を使った草木染体験が行われた。


 オオキンケイギクは北米原産。明治時代に観賞・緑化用に各地に植えられた。一つの花に80〜120個と大量の種をつけ、80%以上の確率で発芽するという。県内でもこの時期、堤防や道路脇などに鮮やかな黄色の花が群生している光景が見られる。
 発見館によると、一面の花畑になるボリュームがあり、増やすのも簡単なことから当初は用いられたが、増えすぎて手に負えなくなった。在来植物に大きな影響を与えたため08年に特定外来生物に指定され、駆除対象とされたという。
 「人間の都合で持ち込まれ、増やされたあげく、悪者にするのではあまりに身勝手」と同館担当者。数を減らし、人とのつながりを考えてもらうために草木染を企画した。花びらで芝生に絵を描くアート体験を開催した昨年に続く取り組み。
 この日は市民約30人が参加した。同館指導員から説明を受けた後、近くの堤防で花を摘み、花を煮出した染色液に、輪ゴムで絞りを施した白いハンカチを投入。染め上がったハンカチの輪ゴムを外すと、黄色く染まったハンカチに意外な模様が浮かび上がった。参加者らは「力の入れ加減で色の濃さが変わって面白い」「こんな模様になるとは想像以上」などと歓声を上げていた。【山盛均】6月5日朝刊
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